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愛しのアイリーン

「愛しのアイリーン」という映画が昨年の夏に封切られていたと、今になって知った。近所で上映している映画館はないので、漫画を週末に読んでみた。

ところが、田舎の中年男がフィリピンで見合いして、文化衝突をしながら幸せな家族を築いていくという予想された話ではない。

性欲と金銭欲と家の問題のドロドロが、、、そこにヤクザも絡んでグチャグチャにというようなストーリーだった。バッドエンドのように見えるが、ある種のハッピーエンドだと思う。

漫画は1995年〜1996年にビッグコミックスピリッツで連載されていた。私は1994年にフィリピン女性と結婚したので時代が重なる。現代の日本には合わないかもしれないが、設定を中国の田舎にするとぴったりハマるのではと思う。

80年代後半から買春ツアーやジャパゆきといって日本に出稼ぎにホステスが働きに来ている人が多かった時代だ。その後お見合いツアーが盛んになり、村ごとお見合いをするということもあった。まだバブルで日本が豊かで世界中をお金で買えると思っていた時代である。

漫画は極端な話でテレビで放送される内容とは全く違う。「文化の違いがあっていろいろ苦労したけれど、なんとかおさまって幸せな生活を築いています」というストーリーが先に作られて映像になる。そんなお決まりな話とは正反対の、離婚、DV、逃亡などの話はニュースで知ることはあるけれど、実態はどうなのだろうか?しかし日本人どおしの結婚よりも、フィリピンと日本人の間の離婚は多いと聞くので、実際にはいろいろあるのだろう。