10月
07
2012

[本]冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行

先に、投資家のジム・ロジャースが車で世界を旅する本を読んだので、それより10年くらい前にバイクで世界を廻った本を読んだ。

日本語訳でさらに文庫本になった本だったので、旅にまつわることがごっそりと抜かれていたのは残念だったが、投資に関するところを中心に残っていた。他人の旅を読むより自分の旅をした方がいいし、投資の話だけに集中できるのはかえって良かった気がする。

彼の投資は、以下の様な長期的な視点で投資する
・国が混乱が立ち直って経済が登る兆しを見える時が投資のタイミング
 それを知るためには伝聞では遅く、自分がその国に行って人々と話さなくてはならない
・投資は銀行や鉱山など政府が支えるような優良株を分散して購入する
・普通の人が話題にするときは手放すとき

短期的な戦術はせず、長期的な視点に立ち大化けするのを待つ。
会社に投資するときも、10年もの財務諸表を見て変化の兆しを待つという戦略を取るようだ。

ジム・ロジャースは私の母と同い年で、彼のたどってきた国も時間も違うのだが、1990年に彼が世界をバイクで旅をしたのは私が1987年に旅をしたのと近いので状況もよく分かる。共産主義が崩壊し始めたときで、イスラムが伸びつつあるとき。世界はまだ西と東に別れていて、ひとときの安定をしていたがそれが崩れ始めたときだった。インターネットこそなかったが、共産主義国家にも衛星放送で情報が伝わり、国民は政府発表の嘘がバレつつあった時だった。中国は、日本の昭和30年代の頃の感じで「三丁目の夕日」のような時だった。

確かにあのとき中国に投資すれば可能性は高かった。私も株の投資こそしなかったが、中国語を勉強しようと思い中国語の辞書や本などを数冊日本に持って帰っていた。いろいろあって十分に学べなかったけれど将来に不安は感じず明るかったと思う。

中国を見逃したとしても、次に続く国や地方はたくさんあるし、また同じ国でも別の産業は見込める。
人と同じ事をしていては遅くて、不確定ではあるが自分が正しいと判断したことに率直に投資をすることが大事。そのための目を鍛錬することが肝要である。

若い頃はビジネスには、家庭を持つことは仕事に支障をきたすと思っていたようで、60近くになって3度めの結婚をして初めて2人の娘をもうけたようだ。彼のような資産があれば、彼が働かなくても彼が亡くなっても、大丈夫だろう。確かに、20代、30代と一番体力のあるときに、結婚して家庭をもつのは、大業を成し遂げるのには不利な気がする。

体力のあるときは、寝るとき以外は目的に向かって集中して何日も続けるような事が必要だと思うが、家庭があれば集中できない。どうやって両立をスルのだろうか?不幸中の幸いか、今は東京に単身で来ているので、遅まきながら集中できる時間を持てる。体力が30代のときほどないのが残念だが、逆に他の女性に興味を持たなくなったのはラッキーかも。10年でやれることをやろう。

Written by in: 勝手な言い草 |

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