フィリピンは、たまたまボホール島へ旅行したときに女性と知り合って結婚したことから、深く関わることになった。
それまでフィリピンのことは伝聞したことしから知らなかったが、いろいろな本を読んで一番面白いのは「フィリピン人」という人たち。フィリピンのことを紹介してくださったelm200さん、ありがとう。
■「現代フィリピンを知るための61章」感想
http://d.hatena.ne.jp/elm200/20120407/1333746315
私も一つ話題を提供。
フィリピンについて、少し知ると「バランガイ」という言葉を耳にします。
これは、日本で言うと部落組織の単位のようなものです。○○町△△ の△△に相当するものです。
世帯にして20~50軒ぐらいで人口では100~300人ぐらいかな。
もともとは、マレー系の移民が一つの船団を組んでフィリピンに移民しました。
その船団の単位が、バランガイだそうです。その名残で、部落単位やマニラの都市部でもバランガイという名称が残っています。元々は1つの親戚か複数の親戚から構成されていますが、都市部もまた同じ地方出身者の集まりであることも多いです。
この親族、同族組織はかなり強いものがあって、親族は信用するが他の親族は敵対とまではいわないけれど信用しない。
同じ同族ならば、経済的扶助をするという考えがあります。
これには辟易しました。わずかな収入しかない私に、妻の親族が全て頼ってきますから。
今の時代はさすがに世帯単位になってきていますが、習慣的に根付いていてこればっかりはフィリピンのことが嫌になります。
Facebookに旅行の写真を載せると、「あのかばん素敵ね。ちょうだい。」「あの靴いいね。もしよかったら送って。」「今度フィリピンに帰るときは、おみやげお願いね。」とか軽い気持ちでメッセージを投げてきます。妻に尋ねると「半分本気で、半分冗談。もしもらえたらラッキーぐらいの気持ち」と挨拶代わりにいうそうです。
でも、苦しい時でも明るく前向きで笑を絶やさず。目がぱっちりでかわいい人が多いので、人は好きなんですけれど。