映画も見たんだけれど、全然違うんだよね。
映画は2時間弱という短い間にテーマを設けなくてはいけないので、「ギークな若者社長」という見せ方をしたんだろうけれど、本では「まじめに『リアルな交際』をネットで実現するにはどうすればいいかということをいつも考えている。お金を儲けることよりも社会を良くしていきたいという気持ちを持っている。そのために、資金とメンバーを必要とする実業家」なんだよね。
ぜひ、ベンチャーを始めようとするエライ方は読んで欲しい。
Facebookは他のベンチャーと違って、安易に出資を求めていなかったというのがすごいね。特に早い時期にVCに投資してもらっていたら、「すぐに金にせい」と言われてあそこまで大きくなれなかったかもしれないと思う。
会社が成長する過程が見事に書かれていたけれど、規模を拡大していくという技術的な難題にどう立ち向かっていったかは以下のようなところか。
オープンソースと一体化しつつ、大切なところは基礎研究で守りながら門外不出のテクなんだろうな。
Apache Cassandra
http://cassandra.apache.org/
HipHop for PHP
http://developers.facebook.com/blog/post/358
FBML
http://developers.facebook.com/docs/reference/fbml/
そして、Graph API。
http://developers.facebook.com/docs/reference/api/
うーん、しばらくは手をつけらせそうにない(^^;
(覚書としてあげておく)