- 梶原しげる
- 大和書房
- 1470円
私は46歳になった。人生というのは意外に早く時間が経つもので、20歳になったのはついこの間だったのに、忙しかったり大変だと思う時期を過ごしていたら、あっという間にこの歳になってしまった。
もしあなたが20代や30代だったら人生は永遠にあるものではなく、あっという間に40歳、50歳になることを肝に銘じて欲しい。どんな人生を送るかはあなた次第である。
この本はテレビで司会者をしている梶原しげるさんが書いた本である。
見開き2ページに1つの事柄を短く文章をまとめているのは、読みやすい。どこからでも読むことができるし、中断することもしやすい。
目次を見ると全部で87項目になるが、その中からいくつか取り出してみた。
2. 意外?40代は充実している!
30代のとき40代はおやじと考えていたけれど、充実している40代が多い
4. 年配者を軽んじる行動は絶対NG
50代、60代に比べてれば時代の感覚にフィットしているし現場のことはよくわかる。ただ年配の世代がわからないことをばかにせず、現場と年配者の通訳に徹する
5.「きみはどう思う?」という聞き返しのテクニック
時代に必ずしも追いつけないことがある。そのときは、「きみはどう思う?」と現場に意見を求める。すると現場の意見も聞くという評判を得られることができる
6. イエスは即答、ノーは婉曲が基本
イエス・ノーをはっきり言うのは相手のことを考えるとそうでない場合もある。良い返事ははっきりイエス、そうでないときは相手の立場を考えてものいう
17. 同窓会で仕事の話はタブー
40代になっていると、成功した人、失敗した人いろいろいる。仕事で成功していても家庭で失敗している人もいる。
成功していたとしても、成功した自慢を他人は聞きたくないものである。同窓会ではなく仕事を離れた場では、仕事の話はタブーである。
このような人生の処世術は、知っているものもあれば、知らないものもある。
知らずに失敗してしまったこともあれば、当たり前だと思うものもある。
気をはらずにさらっと読め、自分の人生はどこまで歩んだのかなと確認する本だと思います。