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フィリピン到着

飛行機は遅れて、午前1時前にマニラに着いた。日本時間では午前2時頃になる。
国内線に乗り換えるのだが、イミグレーションを通り、飛行機からの荷物を受け取り、税関を通る。
フィリピン人の妻と一緒なので、1年間有効の入国許可だ。結婚前はビザの延長をしたこともあったが、いつも短期滞在なのでその恩恵を受けたことはないのだが、なにかあれば助かるだろう。ただこれは出入国を妻と一緒にすることが条件らしい。

荷物をカートに載せたまま、同じビルの3階の出発ロビーへ。
セブパシフィックは同じ第3ターミナルなので、歩いていけるのがうれしい。フィリピン航空だと同じ空港でも、他のターミナルなのでバスに乗って移動する必要があるらしい。

さて朝8時発の国内線タグビララン行きまでどうやって待とうかと思っていたら、いいことと悪いことがあった。
いいことは、朝の便を待つ人が多く、ターミナル内のお店が開いている場合が多いこと。あとで調べたら、午前3時発や午前4時発など、早朝に飛ぶ飛行機も多いことだ。どうも24時間空港は動いているようだ。初めてフィリピンに来た20年近く前の、閉塞感みたいなものは感じない。あの頃は、なにかにつけチップを要求されたな。
私は経験がないけれど、税関ですらかばんの中を見せずにさっと通るためには、チップを要求されたらしい。

悪いことは、人が多いためくつろげる場所がなかったことだ。ざわつく音や明るい照明と、横になるようなベンチがない。
私はともかく、息子と妻があまり眠れなかった。

簡単な朝食を妻がターミナル内のお店で買ってくれたが、あまりおいしくなかった。日本に比べれば安いけれど、フィリピン料金としては割高である。これは世界中どこの空港でも同じだな。

午前6時過ぎに国内線のターミナルでチェックイン。
午前8時に国内線のタグビララン行きにのる。ジェット機で国際線よりも少し小さめの飛行機。
1時間ちょっとでタグビラランへ。こちらもフィリピン航空だとちょっとした機内食がでたけれど、なにもない。
3回目や4回目にフィリピンに来たときは、確かフィリピン航空でプロペラ機でマニラからタグビラランへ飛んだ覚えがある。50人乗りで、時間は倍の2時間半かかったと思う。

タグビラランはボホール州の州都である。セブの南東に位置するフィリピンで10番目に大きな島で、セブからは高速ボートで2時間弱で着く。飛行機も昔乗ったことがあったが、プロペラ機で15分ぐらいで着く。ボホールは観光地として有名で、セブよりもきれいなビーチとダイビングスポットがあり、チョコレートヒルズという高さ50mぐらいの小山が100個以上あるという変わった景色がある。世界でもっとも小さいと言われる霊長類「タルシウス」も住んでいる。

またボホールは世界史に早く出てくる、マゼランがセブのマクタン島で殺された次に、スペインのレガスピがボホール島の酋長と血の盟約(Blood Compact, Sandugo)をして、平和締結をしたという話が出てくるのは、このボホール島である。しかも妻の生まれたLoayのPaloらしい。

フィリピンでは行政区の最小単位として、バランガイというのがある。日本でいうと部落のような単位であるが、本によると船の単位らしい。フィリピンは日本と同じような島国であるが、もともと住んでいる人がいなかった。南のボルネオ島あたりから、民族が北へ移動して来たらしい。大きな民族移動が3回ほどあり、最初の移動がルソン島のピナトゥボ火山の近くに住む民族である。第二回目がルソン島などフィリピンの北部に住む人達である。最後がセブから南に住む人達だそうだ。

フィリピンは日本以上に多民族にわたっている。
日本でも北のほうに住んでいる人と南の方に住んでいる人は顔形も言葉も違うが、フィリピンではもっと異なる。島によって言葉が違うそうで、言語的にマニラ中心で話されるタガログ語がフィリピンでの公式言語になっているが、セブやボホールで話されるセブアーノ語も人口の40%以上を占めるらしい。日常使う単語が、タガログ語とかなり違っているので、タガログ語しかしゃべれないマニラから来た人は何をしゃべっているかわからないらしい。しかし文法的には似通っているし、語彙も共通している部分も多いので1年ぐらいいると普通にしゃべれるようになるらしい。

小学校ではタガログ語を学ぶし、テレビや新聞はタガログ語なので、妻はタガログ語を使うことができるが、しゃべるのは苦手らしい。出会ったときは、タガログ語と英語のどちらがわかると尋ねたら、英語のほうがいいと言っていた。