3月
19
2011

[本]ちゃんと知りたい大人の発達障害がわかる本


ちゃんと知りたい大人の発達障害がわかる本

  • 洋泉社
  • 1260円

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書評

私の息子は広汎性発達障害(PDD)という発達障害です。
幼稚園の時から他の子よりも騒がしいかなと思っていましたが、小学校の時に学校の先生に私と妻が呼ばれました。
お医者さんへ連れて行ってください。いくつかの検査をして下された症状名は、広汎性発達障害でした。

ADHD、ADDやアスペルガーは、いろいろな本やインターネットに出始めていたの調べてみるとわかりました。
でも、広汎性発達障害って何?

この分野の研究こそ発達段階のようで、言葉の定義や使われ方、そしてその対応策もだんだんと変わってきています。
いろいろな本や情報で異なる言葉や微妙に内容が異なるため、理解するのにたくさんの本を読むことになりました。

この本はまず最初に読む本としては、きちんとまとまっていて図解入りで分かりやそうそうです。
お医者さんが、発達障害と診断された本人や親にわかってもらうための本だと感じます。

発達障害は、大きく分けて広汎性発達障害(PDD)とADHDの2つに分けられると書かれています。
広汎性発達障害は、簡単にいうとアスペルガーなどいろいろな障害が含まれた総合的なもののようです。

アスペルガー症候群というのは、空気が読めないという性質。他人の表情からどんな感情であるかわからないのです。
だからコミュニケーションが自分からの一方方向になりがちで、気持ちと意思のやりとりをするというコミュニケーションが成り立ちません。

でも障害は、本人が悪気があってやっているわけではないのです。普通の人ならばできる、他人の気持ちを想像するという機能が足りないのです。「空気をよめ」と言われても、よむ方法がありません。見た目は変わらなくても、空気を読むための目や耳がないということと同じです。

広汎性発達障害は、以下のような症状があると言われています(本文P.21)
・同時に複数のことができない
・空気が読めない
・マイペース
・比喩表現が苦手
その反面
・ひらめきがある
・芸術分野で才能発揮
・記憶力に優れている
・ひとつのことを極める

障害は人によって差があります。
人によって、その症状が大きく見られる人もいれば、あまり目立たないこともあります。

私の息子は、テレビを見ながら食事するというのが不可能で、テレビを見ると箸が止まり、食べだすとテレビを全く見ることができないようです。また学校で授業が終わって、頭を切り替えて放課に入ったり、放課が終わってもすぐに授業に取り組めないようです。

そのような「当たり前」と言われていることができなくて、息子は学校でトラブルを起こしてきました。
でも周りが予めそのことを予見して、ちょっとした事前準備をしていればそのことを防ぐことができます。

そしてできれば、そんなマイナス面があっても息子本来の隠れた能力を活かして、社会に役立ってくれるといいなと思います。

本はわかりやすく、そういった私が経験して来たことや、お医者さんや学校のカウンセラーからアドバイスを受けたことを、体系立てて書いてあります。成長して社会に入って、起こりうることも書いてありますので、手元において息子に何かあったときにまた紐解いたいと思います。

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