夫婦で読むセックスの本 (生活人新書) |
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堀口 貞夫 堀口 雅子
おすすめ平均 |
タイトルが生々しいので、図書館で予約したり受け取ったりするのが恥ずかしいが、中身は産婦人科医師夫婦が書いた真面目な本です。結婚16年目になるのに、妻との関係はどうあればいいかと悩んでいる今日この頃です。
セックスのテクニックについて書いているのではなく、男と女のセクシュアリティについて書かれた本です。
社会生活の基本である、夫婦、男と女のコミュニケーションとして1つセックスについて書かれています。
肉体的な快楽を共有することもありますが、精神的に2人が信頼できる関係になるというのが大事です。
男と女はお互いの性についてよくわからないので勝手な思い込みがあります。
アダルトDVDなどでの性行為はそうらしく、男が喜ぶように作ってありますが、女性にとっては不快な行為らしいです。
極端な例だけでなく、生活の面でも違いはたくさんお互いを誤解しているところがあります。
性交だけでなく、そっとハグをする。ハグをするとジワジワと安心感が広がっていきます。
妻がフィリピン人なので、日本人の関係よりも濃密だと思います。
子どもが生まれてから10歳くらいまでは、子どもに対してキスをしていました。11歳頃から恥ずかしいと嫌がりましたが。
今ではキスの代わりにハグをしたりすると、私も安心します。たぶん子どもも安心するでしょう。
ハグは、オーラのようなものがお互いの身体に広がっていくような感じで、とても気持ちのいいものです。
人は理性的なだけでなく、感情によって行動が決まってきます。
その感情も、男性・女性ホルモンによって左右されます。
ホルモンによって、男女が付き合いたいと思ったり、性衝動が起きたり、怒ったり、嗜好が生まれるようです。
ホルモンが感情を生み出す大きな原因なので、相手を理解するときはホルモン事情というのも大切かもしれません。
妻がいらいらするときは月経時だったり、優しくなるのは排卵期だったりとか。
男性にもそういったリズムはあるようですが、女性ほどはっきりしているわけではないのでよくわかりません。
調子のいいときと悪い時はありますから。
性は受胎・出産・育児によって人類が永続する根本なので、恥ずかしいもの思わず、コミュニケーションの一つとして考えるべきかもしれません。当然、コミュニケーションを取りたくないから、性交を拒絶するというのもあるでしょう。
私は偉い人の前で畏まったりすることがなくなりました。
それはその人を裸の状態でみるからです。人間に上下はありません。
裸ならもうちょっと引き締めた身体にしないとはずかしいのですが、お腹はぼよーんぼよーん。
最近、女性の裸を見ても平気なのですが、水着姿や薄着の方がセクシーだと思うようになりました。
ははーん、服というものは女性をセクシーに見せるために発達したものかもしれません。
自分が裸族の中にいたら、女性をセクシーだと思わないかも。