1月
27
2010

オンリーワンはダメで、ナンバーワン

カンブリア宮殿でマニー株式会社という会社について放送をしていた。
http://www.mani.co.jp/

彼らは世界一を目指す。世界一でないものはつくらない。世界一である他の会社の製品が跋扈した方が世の中のためになる。そんな割り切った考えをしているのが潔い。

マニー株式会社は、医療用の針に特化した会社だ。
外科医の手術用の針、歯科医や眼科医が治療用に使う針。どれも繊細で精密な針だ。
メスは作ったがカミソリメーカーに負けた。注射用の針も作らないようだ。
似ているものはターゲットにしない、針という自分の得意なもの。工場で生産のノウハウを持っているものをターゲットにする。

マニーの顧客は、世界中の医者だ。
工場のあるところに顧客はいない。地元の医者のためにというよりも、世界中の医者をターゲットにしている。
医療用の針の市場は決して大きくはない。しかし、医療用ということでお金は渋られることは少ないし需要はある。原材料がステンレスの針金だから原価は1%未満。

利益率が良い製品で、参入しやすいので、競合が起きやすい。

しかし、医者の要望に柔軟に応えて、技術に一番を目指し品質を良くして、工場での生産方法にアイデアを凝らして生産効率を高めている。

彼らの競合はたくさんあるけれど、技術的に勝てるのは、ギルドを持つドイツを始めとするヨーロッパの企業、レーザーで加工しようという力技のアメリカ企業、刃物などが得意の中国の企業だろうか。

中国を取り上げたのは、中国で20年以上前に買った爪切りの切れ味が良く、未だに使っている。どの日本製よりも良かったから、刃物の技術力は温存していたと思った。

ソフトウェアの業態も良く似ていて、作ったソフトウェアは世界一を目指さなくてはいけない。
ただ針と違って、みただけで使い方がわかるようなものでないと、いけない。しかもコピーされるし、真似されてしまう。そうすると、ハード一体型のものでないとだめだろうか。すると機能が複雑になって、結局使い方からやらないといけない。

ソフトウェアの場合は、そのまま同じことをしてはいけないんだな。
マーケットとして、地元密着型の受託開発は残るだろうか。針をオーダーメードで作るように。

Written by in: ビジネス |

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