1月
18
2010

認知的コスト

会社をつくったり仲間をつくり、外部を排除する理由は人間は怠惰だからである。

「フリー」より

人間は将来怠け者なので、できるだけ物事を考えたくない。だから私たちは考えずにすむものを選びやすい。
企業の存在理由を、グループ内やグループ同士で交わすコミュニケーションにかかる間接コスト(認知コスト)を最小化するためだ。

ニック・サボ

私たちは一度築いた習慣を変えようとしない。
新しいものが好きで、毎日違う道で通勤したいと思っていても、いつのまにか同じコーヒーを飲み、同じ道で通勤してしまう。そうか、誰もが認知コストを下げようと思っているからか。

認知コストを支払ってもよいと思えるようなものがなければ、人は動かない。
会社が倒産するとか、離婚するとかという破局的なものもあるだろうし、それを乗り越えるようなメリットがなければ動かない。しかし一度習慣を身につけてしまうと、その依存から脱するのはまた認知的コストがかかる。

新興宗教へ入信するのも認知的コストによりなかなか難しい。貧乏や病気などを支えてくれれば認知的コストを乗り越えれるが、いったん入信した宗教から出るというのもさらに大きな認知的コストを払わなければいけないから、難しい。

TOSHIさんの報道を見て思ったのと、俗に結婚よりも離婚の方が難しいというのが、認知的コストと絡んでいるんだ。

商品やサービスを新しく得る場合は、その認知的コストを如何に下げるかということが価格よりも大切だというのは納得が行く。

Written by in: ビジネス |

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