6月
03
2009

IT業界は詐欺的集団?

IT業界が詐欺師集団と言われる理由

最近、私が関わっているプロジェクトではシステム開発ベンダーの選定とハードウェア、ソフトウェアの調達を行っているのですが、某巨大SIerのあまりにもひどい金額の丸め方に辟易する日々を送っています。

基幹系システム、特にホスト絡みの調達を経験されている方は、その不透明な提案金額に苦労した経験をお持ちではないでしょうか。

『同社(ある大手製造業)は、コンサルティングからアプリケーション開発に至るまでの全工程を、大手ITベンダーに委託していた。それまでのフェーズ(約 1年間)で、同社は数千万円をそのベンダーに支払っていたのだが、開発段階に入るに際して出された見積もりは十億円を上回る金額であった。この見積もりを 承認し、発注を担当する購買部では、この十数億円の妥当性に疑問を持ったのである。

しかし、システム開発の工数の妥当性も、SEの単価の 相場も、購買部では評価するすべがない。情報システム部に確認しても、それぐらいだと言われると返す言葉を持っていない。そのときに購買部が発した「情報 システム部は、まるでベンダーの手先のようだ」という衝撃的な言葉は、今でも耳から離れない。

かくして、開発フェーズの見積書を客観的に評価することと相成ったが、購買部から見せてもらった見積書は、「システム詳細設計一括:○億円、ハードウェア一式:○億円……」といった様式の、驚くほどずさんなものであった。』
(CIOマガジン:SIerを取り巻くこれだけの不満)
http://www.ciojp.com/contents/?id=00002477%3Bt=12


IT業界に身をおくものとしては、痛い話だがそのことを実感する。

原因はいろいろあるけれど、構造的な問題がある。

  • 日本のIT業界が多層構造になっていること
  • コンピューター技術が変化に富んでいて、最新のものに価格や性能の競争力があるが、それを把握できる人が企業の上部に少ないこと
  • その結果、企業のIT部門は技術を拒絶するか全面的に受け入れるかのどちらかで、Sierに丸め込まれたりすることが多い
  • IT投資の評価がきちんとできないこと
  • 日本企業のトップのCIOの発言力が弱いことや企業がIT技術を戦略的に捕らえていないこと


まっ、いろいろな問題はあるけれど、一番の問題は競争していないというところにあるわな。国際的な競争に巻き込まれたら、日本のIT企業も半分以下になるだろうな。

企業規模や見てくれじゃなくて、個人で信用してよ。

そんなことに一石を投じたいと思い起業したのだけれど、声が届かないし一人では役不足かな。

Written by in: コンピューター |

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