2月
09
2009

[本]あなたのキャリアと経験を活かす 社会保険労務士開業法


社会保険労務士開業法

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書評/ビジネス

この本はタイトルのとおり、社会保険労務士として開業するためのハウツー本です。
こんなにやり方を詳しく書いてもいいのだろうかというぐらい、丁寧に開業する方法が書かれています。社会保険労務士の方だったらとりあえず1冊持つという本なのかもしれません。

さて、社会保険労務士ってどんな仕事がご存知でしょうか?
士業として、弁護士、公認会計士、税理士という仕事は有名ですが、司法書士、行政書士ときて、、、、社会保険労務士、、、たくさんあるものですね。
社会保険労務士というのは、労働関連法令に基づく申請書等の作成代行等を行うことを業務としています。

厚生年金、健康保険、失業保険、労災保険などの代行と、就業規則を作るような仕事をしています。税理士は会社と政府の間の関係、社会保険労務士は会社と社員の関係を中心に仕事をしているようなイメージでよろしいでしょうか。

社員もいない私としては今のところは関係ないし中小企業でも社会保険労務士に仕事を依頼しているところは5%ぐらいだそうです。大企業にとっては労働3法を遵守するために必要な存在なんだろうと思います。でも、会社の組織は人間関係で成り立っているので、職場環境をよくするために社会保険労務士が関わる仕事は増えてもいいのかもしれません。

ただ資格を持つことと、それでビジネスをすることは別のようです。

他の士業の場合と同じかもしれないが、ほとんどの人は事務所を構えてお客さんを待っている。やっとできたお客さんとの値段交渉で安い値段で受けてしまう。それは士業でない私も同じかもしれないが、技術を磨くために勉強ばかりしてきて、いざ仕事というときに営業ができないからに他ならない。

本の中でいくつかヒントになったことを取り上げてみよう。

「お金は後からついてくる」はありえない。

お客さんが非常に感謝しても、最初に約束された報酬以上のものはない。

形のないサービスでも価値のあるものなら、そのサービスに見合った金額を請求させていただくことは当然であり、またそれは、お客様に対する誠意の示し方だと考えています。

スポット契約から顧問契約に移行するコツ

最初から顧問契約をお願いするのはお客さんは嫌がります。毎月定額を支払わなくてはいけないので当たり前のことです。

スポット契約中にお客さんの考え方を知り誠意を尽くします。そしてその間に会社にとって必要な業務を提示して、それを顧問契約の中でやっていくことを提示する。もしそのスポット契約だけの仕事で終わっていたら、「あとは社員でやって、わからないことがあったら相談させてください」で仕事は終わってしまいます。

ITの場合は納品したプログラムは生ものなので、たとえバグを解消したとしてもOSや他にのプログラム、また使い方によってどんな問題がおきるかわからないので、保守契約をお願いすることが多い。予想し切れなかったバグが出てきたり、お客さんやお客さんのお客さんの使い方が予想し切れなかった場合に対処するケースだ。原因調査だけでも人と時間を使うことになるので、保守契約をすることでカバーしようと思う。

本当は保守契約を嫌がるお客さんに、「しかたないよ」と言って無理やり押し付けているせいかもしれない。

ホームページ制作会社に丸投げでは、売上倍増はできない

やはり著者の事務所にもホームページ制作会社から、「ホームページをつくりませんか?」という営業の電話がたくさんかかってくるらしい。

お任せくださいなんて言われても、本当に社労士の仕事のことをわかってるの?
業務のことをわからずに、よく売上倍増だなんていえるわね。

「ネットビジネスの専門家」などと考えてはいけません。「ホームページ制作の専門家」に過ぎないからです。パソコンに詳しいというだけで仕事をお願いしてはいけません。

非常に頭の痛い話であるが、真実であるので真摯になって受け止めようと思います。

目的は今の契約しているお客さんだけでなく、見込みとなるお客さんのために情報を発信してお役にたってもらうことです。そしてさらにお役に立てると思うならば、契約させていただくという形でいいと思います。

著者もいっているように、自分の思いや業務のことを発信できるのは自分しかいません。そのためには、業者に任せず自分の力でホームページなどで発信するというのがよいと思います。

私もどの方法で情報発信するのがいいか、お客さんと試行錯誤をしながらやっています。お客さんの業務や思いによって、何がベストであるかやってみないとわからないところがあります。

  • CMS (ホームページを直接編集できるツール)
  • ブログシステム(このブログはWordPressで動いています)
  • Google Sites (Google AppsのWikiツール)
  • NOTA (自由にデザインできるツール)
  • 独自に作成する

どれも一長一短があり、ひとつだけ指してこれがいいですよとはすぐに言うことはできません。私自身もそれぞれを同時にやりながら試している最中です。実際に少し取り組んでみて、プログラムの機能よりも使い勝手や効果からベストなものを判断しようと思います。

著者のホームページ http://www.sr-kubo.jp/ は非常によくできていて、夫婦の暖かさが感じられますね。

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