人が利益や損失をどのように心理的に捉えるかの経験的理論である。
「利益を得ようとするときはリスクを避けて、損失をするときはリスクを取ろうとする傾向がある。」
次の利益と損失のどちらを選ぶか?
利益:
A.1ヶ月に100万円儲かる。
B. 1ヶ月後に150万円儲かるだろうが、20%の確率で儲からない。
損失
C.1ヶ月後に100万円をなくす。
D.1ヶ月後に150万円なくすだろうが、20%の確率で損しなくてもいいかもしれない。
さて、あなたはABのうちどちらの利益を望むか、損失のCDのうちのどちらかを望むか組み合わせを考えてほしい。
AとCやAとDを選ぶ人が多い。
しかし確率論の期待値を計算すると、
B 期待値
150万円*(1-0.2)+0*0.2= 120万円
D の期待値も同じく
ー150万円*(1-0.2)+0*0.2= -120万円
となるので、期待値で選べば、B(120万円の利益)とC(100万円の損失)である。
AとCを選ぶ人は、リスクを避けたい人。
AとDを選び人は、このプロスペクト理論の通り「利益はリスクを避け、損失はリスクを受ける傾向がある」人となる。
株で利益を出している人は、「利益は青天井で、損失はリスクを避けるため損切り基準を決めている」だそうです。
私も、、、、利益が確定したらさっさと売って、損失をした株はいつまでももっていて上がるのを待っていたよな。
まったくプロスペクト理論のとおりでした。