
娘の卒業式がありました。
娘は2学期から転校してきて、わずか7ヶ月の新しい学校生活でしたが、すっかり慣れたようです。友達もたくさんできました。転校前の小学校の友達とも、メールでやりとりをしているようです。
しかしこちらは「名前を言っても自分のこと忘れられている」と不満を言ってもしかたありません。両方で友達を持つのは、ちょっと贅沢というものです。片方に力を入れた分だけ、片方は忘れられていくものです。
会社の方を半日休みをもらって、妻と小学校の卒業式に参加しました。
娘に「卒業式はみんな着飾ってくるんだから。卒業式用の服を買ってね。」と言われていました。私が卒業式の時はなんだっけな、中学生の学生服を着たっけ?そんなに着飾った感じはなかったような。
妻は日本のことはわかりませんので、娘の言うがままです。
それどころか、「お母さんは卒業式のときどんな服を着るの?」と私に聞かれても、男はビジネススーツを着て行けばいいのですが、女性が着る服はわかりません。「ちょっとした礼服でいいんじゃない?」「でもそれって、葬式のときに着る服では?」とお互いにわかりません。
結局、幼稚園の卒園式に着た服をビデオを見て確認して、やっと納得。
そんな状態で小学校へ行きます。
ここ陽明小学校の卒業式は、現代風というか場所柄か、結構よかったです。
卒業生の入場は、いきなりひな壇の左右から一人ずつ登場です。
そして、卒業証書の授与を一人ずつ名前を呼ばれます。長ーいセリフは最初の一人だけ。
式辞は、校長先生とPTA会長だけで短め。市議会議員や国会議員の選挙目的のものは排除されています。
しかし子どもたちは、みんなこのときとばかりおしゃれでした。中には袴を来ている女の子や、髪を複雑に編んだ女の子も。ちょっとしたファッションショーです。男の子と女の子は、精悍でまじめな感じ。
卒業式のメッセージや在校生のメッセージも、歌を交えて楽しそうに。
最後に卒業生を見送る時は、わざわざ保護者の周りを一周まわって出ていきます。在校生は「天空の城ラピュタ」を歌って送ります。
式が終わったら、娘たちはお互いにケータイで写真を撮ります。そのあとは、イタリアンレストランで食事なので、私たちは一足先に自宅に帰りました。
(写真は学校のシンボルである、「ふたばのこ」石像が卒業生の姿になっています)
校歌も歌いやすく、わずか数カ月だったけれど娘はいい学校へ通ったんだなと思いました。