1月
12
2008

研究開発型事業

事業3年が経とうとしている今になって気づくのは遅いかもしれないが、よ
くよく考えてみるとリスクの大きなことをやっていたことに気づく。

事業の種類には、私がやっている「これまでにない新しい事業分野」と「仕
事の型が決まっているルーチンワーク」の間にある。

仕事の型が決まっているルーチンワークの典型的な例は、マクドナルドや
ファミレスで仕事は全てマニュアルに沿ってやっていることはみなさんご存
知だろう。ハンバーグを焼く温度や時間、フライドポテトをあげる油の温度
や時間はぴったり決まっている。冷凍の材料となるものも全く同じ品質であ
るから、お客さんに提供するものはまったく同じ品質となる。

それがおいしくないという人もいるかもしれないが、その品質のものでは一
番優れていて、手間をかけずコストを安くやるためには最適化されていると
思う。

そのお店を運営していくためのマニュアル作りや新製品を作ることは、研究
開発になると思う。

一方で、私のやっているソフトウェア開発というのは新しい事業分野であ
る。品質は最高級といいたいが、安定していない。

ベースとなるOSやミドルウェア、そしてオープンソースは恒に新しいもの
が出ている。OSやミドルウェアの商用のものは古くて枯れたものが、品質
が安定しているというのはもっともである。ただ脆弱性の問題がいつも絡ん
でいて、その対応策を入れるととたんに安定性が一部欠けてしまう。

OSやミドルウェアのアップデートは、ここ数年バグを解消するよりも脆弱
性の解決が大半だ。つまり機能面よりはセキュリティ保守面に時間と労力が
割かれている。では、メインフレームやミニコンのインターネットを使わな
い方向に戻ればその問題はなくなるというかもしれないが、インターネット
やネットにつながないシステムはどれだけ価値があるだろうか?またどれだ
けコストがかかるだろうか?そのバランスなんだろうと思う。

しかし、研究開発型の会社の一番の問題は、かけたコストの回収が先になる
こと。1年や2年ぐらい先になるが、、、それまで持たないかもしれない。
私が一人で開発しているのは、給料を払って開発することが難しいことで、
自分が耐えることがしかないことかもしれない。

そのインターネットで小さなプログラムをつくり、わずかな稼ぎで食いつな
いでいくということはできるかなと思っていた。しかし、Googleをはじめイ
ンターネットでビジネスをしているところが、無料か安い料金でやっている。

ある意味これは、大きい企業がコスト度外視で安売りをして小さい企業をつ
ぶす独占禁止法に引っかかるのではないかと思うが、インターネットは世界
でつながっているので国内だけの独占禁止法には関係がない。

ソフトウェア開発はパソコン1台の小資本で始めるができるが、結局は資本
が大事な産業かもしれない。ベンチャーとしてうまくいくためには、すき間
を探して探してどこかでお金を稼げるような「ずるい」すき間を見つけるし
かないのかなと思う。

「ずるい」というのは、法律ぎりぎりのことかもしれないし、法律になって
いないことかもしれないし、人が気づかないことで利益を得ることかもしれ
ない。

私は商売の例えとして、ダムにたまっている水の例えを考える。

水力発電は高い位置にある水が低い位置に流れるという現象(物理法則)を
利用して、そのエネルギーを電力に変える。その水力発電を最初に考えた人
は、水が高いところにあるということに気づいたからだ。さらにダムとして
水を溜めれば効率的に電力を発生する事ができる。

小売業の場合は、メーカーが作った商品を人に提供することで成り立ってい
る。人はメーカーからは直接買いにくい。メーカーからは100個まとめて
買わないと売ってもらえなかったり、遠距離で交通費がかかって割高になる
かもしれない。真ん中に入った小売業は、それを調整するから成り立っている。

私は情報というものを水に例えて、情報をまとめてそれを利用者に提供する
事によってビジネスをやろうと思った。しかし大手の会社が無料でそれを提
供していては、水の種類を変えないとビジネスにならない。ミネラルを加え
たり、使いやすい容器に入れたりしないとな。

Written by in: 楽天日記 |

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