12月
18
2007

大手と中小企業の格差

大手企業と中小企業の格差についてとやかく言われている。
私は格差を無くせとは言うつもりはない。

経済活動をした上での当然の結果である。

トヨタ自動車、デンソーなどは地元の優良企業で世界的な企業である。それ
らの会社がこの東海地区になかったら、名古屋を中心とする地方都市は「仕
事がない」とあえいでいただろう。

世界で競争するためには、徹底的に効率を高めて生産性をよくし、一方で革
新的な技術を商品やサービスに注いでいかなければならない。そうしなけれ
ば世界で勝ち残ることはない。世界にトヨタというラベルのついた車が出回
ることはない。

大企業は優秀な大卒の若者を大量に採用し、その中でまた競わせてさらに優
秀にしている。一方で中小企業は人材難に喘いでいる。その結果、大企業と
中小企業の差はどんどんつく一方である。中小企業は大企業の下請けとして
働き、赤字覚悟の仕事でなんとか食いつないでいる。

大企業はCMや新聞、雑誌の宣伝にかけるお金は半端ではない。年間数千億
円も投じている。だからテレビを見れば、車のCMが多く、新聞雑誌でも車
を持った生活スタイルをあおって、消費者を気持ちよくさせてくれる。

これではその日ぐらしの中小企業は生きていくのは大変だ。ちょっとしたミ
スでつまづいたら、もうダメ。すぐに死んでしまう。しかし、大企業は点滴
を中小企業に打たせながら、さらに働かせる。それでなんとか食いつないで
いる。

そういう実態がここ東海地区にある。

たぶんトヨタ自動車、デンソーなどの大手企業も、この東海地区の格差に危
うさを感じていると思う。

というのは、森を例に取ろう。
企業が草や木だとする。

大阪は中小企業が多いので小さな潅木がたくさんある感じだ。松下電器など
の大木もあるけれど、潅木が多い。しかし東海地方は、大きな木がいくつか
ある森になっている。森になっているので、光が地面に届かない。小さな木
はわずかな光を求めて上に出ようとするが、そこには大木の枝が場所を占め
ている。そのうち小さな木は枯れてしまう。

ただ、風には強い。吹きすさぶ風も森の中なら静寂を守ってくれる。外側の
大きな木が風を遮ってくれて、森の深部にいる小さな木は安全だ。それなら
ば、しだになり、寄生樹になって生きていく道を歩む。決して大きな木には
育たないが、わずかな養分をもらい共生か寄生かどちらかの道を歩むしか生
きていく道はない。

火事がおきると一緒に燃えてしまうのだが、燃え尽きたところから新芽が出
てくることもある。その森で耐えて、ぷーんと種を風を乗せて新しい土地を
探すということもある。

Written by in: 楽天日記 |

コメントはまだありません »


コメント&トラックバック




トラックバック URL

コメントのRSS feed