9月
16
2007

非正社員と社員の差をつけると、会社が硬直化する

派遣と正社員についての差が新聞やテレビ、ブログなどで問題になってい
る。派遣である非正社員やアルバイトと正社員の差は、かなりついている。

私も42歳で就職しようとしても、まず「ない」ので、非正社員なのかな、
つまるところ低収入になってしまうのであろうか。

経営者からみれば、これは仕方ないことだと思う。
コアとなる人材は会社が利益を得る手段であるから、誰でもできるような仕
事は代えのきく非正社員でやりたいと考える。80:20の法則でいえば、
コアとなる20%の人が80%の利益を得ているので、残りの80%の人は
非正社員とするのが、会社にとって利益の極大となる。

この20%の人材になればいいのである。

問題点は2つある

自明な問題点だが、全員がこの20%の人材になれるわけではない。
社会全体として80%の人が非正社員の対象となってしまうのである。
さらにこの80:20の法則は、80%の人をクビにしても20%の中から
80%が生まれてしまう普遍の法則なので、ちょっとやっかいだ。

もう一つは、非正社員にならないようにがんばってしまうのである。
一度正社員になったら、なんとしても正社員から落ちないようにがんばって
しまう。昔の大企業はよっぽどのことがない限り、クビになることはなかっ
た。ただそれも40代になると、肩たたきが始まることは知られるように
なった。子会社へ出向・転籍になったり、閑職に追いやられてしまう。

そうはならないように、偏った努力をしてしまうところに問題がある。
昔から大企業や公務員にはあったが、ミスをしないことに努めて挑戦しよう
としない。それは前例だけを維持して挑戦しない方が、自分の進退を守り、
安定しているからだ。

新しいことに挑戦しても評価されないし、ミスを犯さなければ地位は安泰だ。

これだけ派遣社員が増えてくると、その賃金格差を怖れて、一度手に入れた
正社員の座はなんとしても守ろうということになる。正社員と非正社員の差
は止めて欲しい。非正社員の方が安定性がないのだから、逆に収入を多くす
べきである。そうすればバランスがとれる。

現状のやりかただと、正社員は新しいことに挑戦しないことで、そのうち社
会主義が破綻したように会社は環境に合わなくなって恐竜のように滅んでし
まう。

社会保険庁をはじめとする役所が終末的になっているのは公務員という性格
のせいではないだろうか。大企業もその傾向がある。

IT関連の会社に関して言うと、大企業だから技術があり能力があるとは一
概にいえない。ただ会社が大きく歴史があるから信用されているからだ。実
際にIT関連の仕事では個人の能力に負うところが多い。

顧客も会社に勤めていても、その個人と信頼関係を築くのではないかと思う。

話は反れるがプログラマーでいうと、能力の差はできる人とできない人は軽
く100倍ある。10000倍あるケースもある。それだけで仕事の成果に
は直結しないが、給与の差はせいぜい2倍程度なのはどうしてだろう。

会社にとっての人材が足りなくなる以上に、会社が硬直化する死活問題に
陥っていくのではないかと思う。

正社員の人、そう思ったら飛び出してみないか。どうせ1回の人生だから、
好きなことをしないか! (そう思って飛び出した私はいずこに)

Written by in: 楽天日記 |

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