7月
24
2007

サイボウズという会社

私が開発しているソフトは未踏に採用されました。そのプロジェクトマネー
ジャーは、サイボウズの創業者であり、サイボウズそれ自身を開発して、今
はサイボウズラボの社長の畑さんです。

サイボウズを最初に知ったのは、1998年頃だったと思います。
当時はLotus Notesの講師とソフトウェアエンジニアをしていましたので、
そのLotus Notesの苦手なスケジュール管理が簡単にできる専用ソフトとい
うこと、インストールや使い方が簡単なこと、高速であったことがすごい
なぁと思いました。

当時はLotus NotesとMicrosoft Exchangeが2強で戦っておりましたが、手
軽で高速なパッケージグループウェアという視点で出てきたソフトは驚きで
した。カスタマイズなしの単機能で、こういう市場もあるんだなと驚いた覚
えがあります。

そして2000年、ベンチャー企業に入るにあたって、小さな会社で情報共有す
るためにどうしようかと仲間と一緒に考えたとき、サイボウズを導入するこ
とになりました。またその頃サイボウズが上場して、うはすごい勢いだと
思ったのを覚えています。

1996年に大学院卒業の頃、一度独立をしようとしてもがいていた時期があり
ました。その頃彼らは独立したんだとというのは感慨深げであります。

1年前に、スケジュール同期ソフトを思い立ち作ってきました。サイボウ
ズ、デスクネッツ、Yahooカレンダー、Googleカレンダーの同期、あるいは
同時に参照更新ができるものです。ほぼ完成して一部リリースしております
が、市場性がないのかなと思い中断しています。1年前に「サイボウズに売
り込みに行けたらな」と思い、完成したら友人の伝で取り次いでもらおうと
思っていました。

そして、畑さんが私のソフトを気に入ってくれて採択していただいのは感謝
しています。

以前、前社長の高須賀さんがインタービューを受けてサイボウズの創業当時
の話をしているのを読みました。

サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢:前編
サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢:後編

高須賀社長が思いっきり良く会社をやめて、アメリカへ行ってしまった。そ
の後サイボウズはどうなるんだろうと思っていました。

未踏の中間合宿の席で、畑さんにサイボウズが会社としてうまく言った理由
を尋ねました。たまたまグループウェアがあたった運のよさもありました
が、「創業者の3人の事業に対しての思いが同じぐらいだった。その当時は
わからなかったけれど後からそれがわかった。高須賀さんとは創業3ヶ月前
に始めて会っただけでよくわからなかったから。」という言葉が胸に染みま
した。

私もベンチャー企業にいたときは、同じ思いをしました。
人によって事業に対しての思いと深さは違います。腰掛的な人もいれば、命
を懸けている人もいます。方向性も違います。前の会社では私も畑さんと同
様に開発責任者で自分一人で作り上げたソフトもありました。

事業の方向性は、八方に伸びようとしても大きく伸びることはできません。
だから一方だけ大きく伸ばそうと考えた方が良いけれど、専門家も交えて屈
託なく深く話しあって決めていった方が良いと思います。話し合っても決ま
らないかもしれません、最終的には専門家に任せるかもしれません。だけど
全体の設計をして、全貌が見えて、それで細部に入って固めていくというこ
とがなければ、ダメだと思うのです。

たぶん前のベンチャー企業はそれがうまくできなかったんだと思います。そ
ういう意味ではサイボウズは、高須賀さんのリーダーシップ、青野さんの
マーケッティング・営業、畑さんの開発がぴったりと収まっていた。そして
それぞれの性格と能力がうまく融合していたんじゃないかと思います(畑さ
ん以外は面識がありませんが)。

あるところで書かれていたのですが、成功する会社は3つの要素があるそう
です。
・ぐいぐい引っ張っていき俺に任せろというリーダーシップ
・市場に投入できる商品やサービス
・会社を支える縁の下の力持ち存在

上から、高須賀さん、畑さん、青野さんという3人の存在がぴったりはまっ
たのだと思います。

最後に、このサイボウズという会社が大丈夫だなと思ったのは以下の社員の
ブログです。こういうのが許されるのはいいですね。ちょっとセクハラです
がおもしろかった。

http://www.mizunokeiya.com/2004/07/post_159.html

Written by in: 楽天日記 |

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