6月
25
2007

引越しまでのいきさつ

プロローグ

今、私たち家族が住んでいるマンションは、父が定年になって近くの中古住
宅を購入したとき譲ってもらった。適正な料金を支払った。

それから東京で仕事をすることになって、東京へ引越しする話を何度かし
た。火曜日から金曜日まで会社に泊りがけで仕事をしており、週末になると
新幹線で家に帰っていた。そんなことを3年続けていたからだ。

東京への引越しの話が持ち上がるたびに、妻は「東京での仕事は不安定だか
ら」と反対した。もし会社が株式上場でもすれば、多額の現金が入れば家を
買って呼び寄せれば、それならばOKがでるかもしれないなと3年の月日が流
れた。

妻のいうとおり、会社は一時期厳しい状況に置かれた。
ちょうどその頃、息子が幼稚園でも家でも手がつけられなくなっていた。す
ぐに喧嘩はするし、話しても聞かない。妻も娘もそれでストレスが溜まって
いて、このままでは家庭崩壊にいくかもという危惧があり、会社を辞めて名
古屋に戻ってきた。

名古屋に戻ってきたといっても、自宅は知多市。
名古屋で仕事するには少し遠い。名古屋駅だと40?50分ぐらいだが、栄にな
るとちと遠い。それで妻に名古屋で少し広いマンション4LDKか5DKぐらいの
部屋を借りて、そのうち1部屋を仕事部屋にするのはどうかという話をし
た。妻は「賃貸は不安定だからダメ、現金で購入しないと」という。

いくら中古の物件を探しても2000万円はくだらない。
いくら説得しても「賃貸はダメ」という話であった。

それならば仕事場は名古屋に移そうということで、今のあいちベンチャーハ
ウスの事務所がある。

引越しの話が遠ざかっていたのだが、今年に入って娘が「部屋が欲し?い」
と何度もいうようになった。妻も「家が狭?い」と言い出す。

私は「家を買う金はない!どうしようもない」と答える。

それがいつの間にか「賃貸でもいい」と言い出すようになった。
妻がどこかないかなぁと急かすようになった。

知人が「西区は安いけれど環境は悪くないよ」と言っていたのを思い出す。
たまたま探している本が名古屋の西図書館にあった。そしてそのすぐそばに
ある名古屋市の住宅が浄心にあった。4LDKで家賃10万円。悪くない。地下
鉄の駅もすぐそば。名古屋駅からも比較的近い。

しかし問題があった。
去年の年収がとても低く、名古屋市の収入基準に合わなかったのだ。会社を
退職して私が「引っ越そう」というときに引っ越していれば、借りることが
できたのだが。今となっては遅い。

賃貸住宅を調べる

それならば民間の賃貸マンションかアパートでいうことで、1ヶ月前から、
妻の要望で賃貸住宅を探してみることにした。賃貸というとせいぜい3DKの
狭いところしかないと思ったが、探していると家族向けの広い賃貸住宅があ
るし、分譲マンションを貸している場合がある。

当初の候補は通勤環境の良いところだった。
これは育児や家事を一部分担しているところがあるからだ。とはいってもほ
とんどの部分は妻に任せているが、学校行事に連絡や申し込みなどは私が書
類を書かなくてはいけない。子ども会やPTA、そして地域のことなどは私が
やらなくてはいけない。そのためにも近い方がいいかなと思った。

まず、新栄でいいのがあった。事務所から歩いて5分。同じ新栄で4LDKの物
件、築27年ぐらい経つのだが家の中はきれいだった。これならば、朝昼晩と
家で食事が取れる。何かあればすぐに家に帰ることができるし、いったん家
に戻った後も、仕事に出ることができる。

ただ教育環境があまりよくなかった。
名古屋出身の人に名古屋の事情を尋ねて「新栄はどうか?」と尋ねると、み
んな口をそろえて「止めた方がいいよ。」という。家族を連れてマンション
を見たときに、周辺を歩いてみた。ここに住んだら子どもが通うことになる
白山中学校は、水商売や風俗関係のお店が近い。名古屋でも評判は決してよ
くないようだ。ここに引っ越したら、子どもは国立か私立の中学校に通うし
かないのかなと思った。

それでも浄心の民間アパートも見たけれど、新栄の方に軍配は上がった。

賃貸マンションの会社から、千種区、昭和区、瑞穂区あたりのマンションの
案内をメールでいただいた。その中から一つ、吹上に近いマンションがあっ
たので、翌週見せてくださいとお願いした。

当初は仕事の環境ということが最優先だったが、新栄の物件を見せてもらっ
て、教育環境を優先していった方がいいように思うようになった。

また自分でも範囲を広げて、中川区、名東区、天白区、そしてもう一度中区
で探した。中区だが金山駅から15分ぐらいの中区の正木町のマンションを見
つけた。こちらは古い街で、最近マンションが建てられていて悪くない。駅
からは少し遠いけれど、会社まで自転車で通うことができるかもしれない。
部屋も4LDKと広かった。

そして翌週の日曜日に、吹上のマンション前で賃貸会社の人と待ち合わせ。
賃貸会社の人は申し訳なさそうに、「実や大家さんが鍵が見つからないと
おっしゃっていて、中には入れません。」
私も近くに宗教団体の施設があり、ゴミゴミしており、あまりいい環境では
ないかもしれないと感じていたので、まあいいかと思った。

そして「実は正木町の物件も実は今朝、申し込みがありまして」という。え
え、今日は空振り? 本当に申し訳なさそうに、他の物件の書類をいくつか
用意してくれていて、この中でもしよろしければご案内します。

妻と2人で、その中から2つを選び出す。1つは川名にあるものだが6月末ま
で住んでいらっしゃるので入ることができない。そうか、最後に選んだの南
山地区、今回引越すことになるものだった。

狭かったし、会社から遠かった、それに駅からも遠かった。あまり気乗りは
しなかった。

新居決定

しかしそこに行って驚いた。
周りは小高い山がいくつかある高級住宅地。
100坪以上の塀の高い家がいくつかある。その塀の間に、車庫のシャッター
があるが、車3台分はある。シャッターが開いているのを見たら、BMWやジャ
ガーやらベンツなどの外車ばかり。そんな家がたくさんあり、家の中にも木
が何本もあったりする。
とても静かなところだった。

マンションは赤いレンガのような外観があり、他の建物と違う趣だ。
中に入ってみたら、築20年とは思えないほどきれいだった。一つの部屋を仕
事部屋として使うということはできないが、子どもに1つずつ部屋を与える
ことができる、3LDKだ。今よりも1つ部屋が増えて、少しずつ広くなった感
じだ。この高級住宅地にしていは、家賃が安い。逆に疑問を持った。

自殺か何か事件があったのだろうか?でもつい最近まで部屋は使っていたよ
うだ。

帰宅途中で正木町のマンションへも寄ってみた。外から見るだけだ。少し街
を歩いてみた。こっちは下町、南山は山の手。両極端だった。もう一度気に
なって、南山の方へ戻って外から見た。周辺を車で周ってみた。こっちの方
が環境はいいかな。

自宅に戻ってじっくり考えてみることにした。妻とも話し、家族とも話す。
そして瑞穂区に住んでいる人とも話してみた。越境入学する人がいるぐらい
環境のいいところらしい。

翌日、父母に連絡して賛同を得た。両親から遠くなってしまうが、子どもの
環境のことを考えればいいのかな。

このときになってお金のことが気になった。これまで自宅マンションだった
ので、税金と管理費で済んでいたものが、いきなり毎月10万円近くの負担と
なる。大丈夫だろうか。その分だけ、子どもに負担を強いることになるかも
しれない。

今日から我が家では、子どもは国公立の高校と大学を目指すこととなった。
大学も地元だけ。
塾も行かない、お金はない。

なんか私が両親から言われたことと一緒だな。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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