4月
20
2007

アップアップのトラウマ

未踏が採択される前後から急に忙しくなってきた。
こんなことならば、暇だった半年ぐらい前に今の仕事をしていたならばと思
うが、忙しいときに限って仕事が集中する。忙しくないときは何もないとい
うのが世の常だろうと思う。

最初の会社に入ったとき、新入社員研修があった。
その中の一つで、コミュニケーションとマネジメントに関わる研修というも
のがあった。富士ゼロックスからきた講師が1日かけて行うものであった。

同時に50人ぐらい学んだが、小さな7人ぐらいのグループに分かれて、実
習を伴ったものである。そのうちコミュニケーションに関する実習があっ
た。言葉を使わずに、小さなメモ用紙に書いて、それを相手に渡してコミュ
ニケーションをとるものである。まず最初に課題が書かれている文章が、7
つのパーツに分割されていて、それが小さな7枚のメモに分けて書かれている。

その7つのメモを集めないと課題の全貌が見えないことは明白であったが、
リーダーはどうやってメモを集めるか、どうやって課題を解くかを口頭では
話してはいけない。すべてメモを使って指示を出さなくてはならない。

最初の課題で選ばれたリーダーは席順で、メモの受け渡しは誰に渡してもよ
かった。課題の紙を適当な人に渡し、リーダーからの指示のメモを受け取っ
て、考え、アイディアを述べればよい。最後は全員が同意をした。グループ
の中でトップか2番目に終わった。

へー、こんなに簡単か。みんなでアイディアを出し合えばすぐ答えられる
じゃないか。コミュニケーションなんてこうすればいいんだ。

もう1回やることになった。次のリーダーは立候補で選ぶ。
ここぞとばかり、自分が名乗り出た。

同じゲームだが、次はコミュニケーションに制限が入った。
「テーブルの隣通しの人としかメモのやりとりをすることができない。」

さて、ゲーム開始。
最初は簡単だと思ったのだが、、、、、、

自分のところにすべてのメモが届くようになった。
次から次へと届く。メモを書く暇がない。
自分はリーダーだと思い、自分が指示を出さなくてはいけない。指示を出す
ためにはどうすればいいのか?考えなくてはいけない。

焦っているときに、末端の位置にいる人が手持ち無沙汰でこちらを見ている
のに気づいた。あーーー、どうすればいいんだ。メモが集まりすぎて判断も
できない。

そうこうしているうちに、隣の人が「こちらにメモをそのまま渡して」とお
いうメモが届く。とりあえず10枚ぐらい渡す。全部読んだ後に10枚ぐら
い渡そうかなと思った。しかしもう一方の隣から、新しいアイディアが届
く。考えているうちに。。。。

タイムオーバー

この課題をこなせなかったのは、私たちのグループだけだった。
すべての責任は私にある。

そのときの反省は、こうであった。
リーダーは自分では深く考えず、すぐ隣の余裕のある人にどうすればいいか
考えてもらえばよかった。自分はメモを左から右へ、右から左へ渡すだけで
手一杯で、考える余裕はあまりないのに抱え込んでしまった。

その新入社員研修の失敗がトラウマになって今も残っている。

仕事がアップアップ状態のときは、ゆっくりと一つずつこなしていきます。
パニックになったら、結局すべてを台無しにしてしまうので。。。

Written by in: 楽天日記 |

コメントはまだありません »


コメント&トラックバック




トラックバック URL

コメントのRSS feed