4月
18
2007

【本】今すぐなれる「見た目」美人 43のルール


今すぐなれる「見た目」美人 43のルール

  • 著:竹内一郎
  • 出版社:マガジンハウス
  • 定価:1260円

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私が大学を出て就職した会社はコンサルティング会社だった。入社してまも
なく、上司に「コンサルタントはお客さんの前で演じる仕事である」と言わ
れた。

自信を持って誠意に振舞うことが必要。いついかなるときもお客さんは、君
のことを見ている。銀行のお客さんには銀行向け、製造業のお客さんには製
造業向け、官公庁のお客さんには官公庁向け、それぞれのお客さんに迎えて
もらえるような役を演じなければならない。

台本は君の知識と経験だ。
演出は上司が教えてくれる。しかし、お客さんの前に出るときは、君は演じ
きらねばならない。自分自信とは異なる、コンサルタントという役を演じき
らねばならない。

もちろん映画やテレビ、舞台に出てくるプロの役者とは異なる。セリフも多
くはアドリブだし、自分の性質と全く違うものは演じることは難しいだろ
う。プロの役者は演技は上手くても、仕事の経験に基づいたコンサルティン
グはできないだろう。コンサルティングは君自身が主役を演じるのだ。

この本は著者の前著「人は見た目が9割」という本の続編であるが、私たち
が社会に出ている姿は演じるということでは参考になる本だと思う。

本のタイトルからは女性向けに書かれた本だとわかる。最初この本を手に
取ったのは失敗だったのだろうかと思った。しかし読み進めていくと、女性
だけでなく男性にとっても参考になることが書かれている。

著者はプロの演出家で俳優の演技を指導する。また心理学を修め、演技指導
に人間の心理を取り込んでいる。この本はハウツー本だが、「こうした方が
いい」と指導した後で「どうしてか」という理由も裏付けている。理由は人
間心理からだったり、演技の美学だったりする。

「顔の右側はウソをつけない」
「手足の指先が本音を語る」
「二段モーションがしぐさを美しくする」

これらのどの節も、著者は演技と心理、美学を交えたオリジナルの考えがそ
の理由とともに書かれており、新鮮な視線を感じた。

ただ、本の前半はとてもおもしろかったのだが、後半にいくにしたがってそ
の裏づけが見えなくなっていったのは少し残念だったように思う。

Written by in: 楽天日記 |

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