4月
14
2007

あいちベンチャーハウスが動き出す

私のオフィスは、愛知県の出資した「あいちベンチャーハウス」というイン
キュベート施設にあります。愛知県から社団法人 中部経営情報化協会(以
下、COMA)に委託をして運営しています。

http://www.venture-house.jp/

愛知県はトヨタ自動車を中心とした製造業の多い県ですが、次の時代にIT関
連、バイオ関連などの産業を育てたいので、この施設を作りました。入居す
るには愛知県による審査があり、3年間施設の中にいることができます。IT
関連の業種であること、起業5年以内の個人事業主、会社であることなどが
条件です。

家賃は光熱費などをすべて含んで2,500円/m2です。15m2と30m2の部屋があ
ります。この施設の場所は都心に比較的近いところにあり、もし普通のビル
の中で借りると料金は倍以上するでしょう。IT関連の会社は、サーバーを電
源入れっぱなしにすることがあるので電気代だけでも結構かかってしまうか
もしれません。

さてここに入居している人はどんな人でしょうか?
会社を辞めて独立した人もいるし、大学を出てそのまま起業した人もいます。

これだけ個性的な人や会社があれば、協力すれば何か生み出せるのではない
かと考えるのは当然です。しかし個性が強い人が多いので、なかなかうまく
いきませんでした。また私のように起業しても、最初はうまくいかない人も
多いと思います。自分に何か人には負けない技術力があったり、営業力があ
るので独立した人が多いと思うのですが、すべてを満たす人はなかなかいま
せん。

それならばお互いに仕事を紹介しあったりして、引き上げていけばいいので
はと思います。仕事のないときに手伝ったりすれば、お互いに助かります。
私も1年ほど前にそういうシステムがあれば、いくらか気持ちも助かったの
にと思います。

一週間ほど前に、同じ施設にいるMさんが「一緒にお弁当でも食べません
か?」と声をかけてくれました。ときどき顔を合わせて挨拶をするものの、
じっくり話したことはありません。数人でお弁当を突っつきながら、話をし
ました。このあいちベンチャーハウスのこと、仕事のこと、自分の経歴のこ
となどを。

私を印象付けるには、「フィリピン出身の奥さんがいる、しがないITおや
じ」というイメージを持ってもらった方がいいかなと思い、いつも「奥さん
はフィリピン出身なんですよ?。」から話が始まります。(^。^;;

この施設については、家賃も安く場所もよく大筋満足していることがわかり
ました。ただこうすればもっといいんじゃないか、愛知県にもCOMAにも頼ら
ずに私たちでできることもあるなど、いろいろと話し合いがもてました。一
人一人が疑問に思っていながら表に出てこないことも、みんなで話し合えば
同じ思いの人も出てきます。

とりあえずできることからはじめよう。

・あいちベンチャーハウスのブランドを高める
・入居者のゆるい連携をとり、協業しやすい環境をつくる。内部のものどお
し、外部の会社ともいつでも軽く話ができる状態にする。

総論はみんな賛成した。
問題は各論だろうな。

私個人としては大賛成である。
この1年間独りで開発していて、限界を感じていた。協業できれば一番いい
が、話し相手ができるだけでも構わない。私と同じ思いの人はたくさんいた
し、これからも増えるだろう。

ITといっても、結構広がりがある。
ITと名乗る普通の会社は、たいてい下請けだ。建築業界、土木業界と同じよ
うなことが多い、IBM、富士通、NEC、日立などの大手のIT企業が大きく受注
して、それを子会社、下請け会社、その2次、3次下請けが請ける。人が足
りなければ派遣で人を埋めるという業態がある。

これは、ごく普通の堅牢な建物を生み出す。

一方で、有名な建築家のつくった建物がある。
アントニオ・ガウディ、ランク・ロイド・ライト、隈研吾らが設計して、施
工したものは独創的だ。そういった将来IT関連の建築家になりうる人たちが
いる。

このあいちベンチャーハウスでは、既存の会社ではできないものを生み出す
ことができるかもしれない。さっそく「こんなことができないだろうか?」
と考える人たちが、訪れる予定である。シリコンバレーはただIT関連の会社
が集まったものではない。

個人の立場で「これはどうかな?」「これはおもしろいよ」と発表して、
お互いにいろいろ切磋琢磨するところである。自分を持っていないものは
ふるいに落とされる。しかし、「おもしろい」と思う人はどんどん集まって
くる。そこに、エンジェルや「プロの社長」が合流する。

紳士クラブのようなサロンの雰囲気で初め、シリコンバレーのようなブランド化を目指せれたらいいなと思う。

名古屋は製造業、その下請けという要素が強いから難しいが、トヨタと関わりたくないという企業も存在する。おもしろいことをやろうというハレの文化がもともとある土地なんだが、どうなるだろうか?

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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