3月
27
2007

組織と個人

小学校が春休みに入ったので、娘が会社にやってきた。
写真は事務所のLANに持参のパソコンを持ってきて、ブログの編集を真剣
にやっている。娘は自分の顔が映っている写真を嫌がるから、これならいい
そうだ。

娘に会社のホームページのデザインをお願いしている。
普通のデザイナーに依頼するのと同じようにやっていくのは大変だ。
まず3種類自分の思うとおりにデザインしてねと注文した。
彼女はと尋ねた。
「どんな色でどんな雰囲気にするの?」
「明るめでポップなのがいいね。カヤックのようなもの。」
面白法人カヤックのページをみせる
http://www.kayac.com/

プログラムをつくる会社としては少々イメージが異なるかもしれないが、
ポップなものの方が好きだ。ただ個人的に好きなだけで、会社にとっての印
象と異なるかもしれない。信頼性があるとか、誠実だとか、印象の方がいい
かもしれない。まあいいか個人的な趣味でも。

娘は一所懸命3種類のデザインを考えてきた。
星をイメージした派手な感じのもの、深海をイメージしたような青い落ち着
いたもの、キャラクターを中心にしたポップなもの。

正直にいって、絵は子どもっぽいがよく3種類を考えることができたと思う。

「さてどうやって、このデザインを実際にホームページに載せていくか?」

デザイナーだと細かく言わなくてもわかると思うが、娘には指導するのは
ちょっと難しい。

娘が「早く決めて!」と急かす。「何でそんなに急ぐの?」と尋ねると、報
酬を出すよと約束していたのだが、友達と遊ぶので早く必要だとしぶしぶ教
えてくれた。

娘に約束して「満足するまで少し時間がかかるけれどいいか?一応、プロと
して仕事をしてもらうからね。報酬の半分を先に渡して、完成したらあと半
分を渡そう。」と答えた。

その後、別の社長と話を持つ機会があった。
社員のやる気を引き出すのに困っているようだ。自分のことならば答えられ
るが、他の人のやる気を引き出すにはどうしたらいいか、これは難しい。

どんな組織でも、80:20の法則が成り立つ。
上位20%は会社と一身同体となって一緒にやっていこうというタイプ。真
ん中60%はそこそこやるタイプ。下位20%は会社の足を引っ張るタイ
プ。モノの本には、下位20%を切っても、新しい下位20%が生まれるか
ら、クビを切ることには意味がないそうだ。

下位20%を底上げするのは諦める。
上位20%は経営について一緒に切磋琢磨する。中位60%はやる気がでる
ようにそこそこやらせるというのが経営的にはベストかもしれないと思う。
どんなにすばらしい経営や方針であっても、異なる意見が出てくる。上位
20%に経営をしていこうという自覚を持たせて、中位60%に車輪になっ
て働いていってもらう。下位20%は足を引っ張らないようにしてもらう。
ちょっとクールすぎるかな。

はてなの社長が書いたブログ
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20070325
「会社に搾取されずにいかに会社を搾取するかというノウハウに磨きをかけ
ている時間は全く無意味だと思う。」

はてなの社長が社員が増えてきて、不整合が起き始めて、それで悩まれてい
るんだろうと思う。経営層にいる人は自分の活動がそのまま会社の業績につ
ながるからそんなことにはならないが、会社の中堅より下は必ずしも自分の
仕事を自分で選ぶことはできない。上司のいうとおりにやるしかないし、そ
の中で成果を出していかねばならない。人は気まぐれなので、会社の方向が
自分と異なるなと思ったときは、できるだけ使ってやろうと思うものだ。

私もアメリカへ仕事のついでに旅行ができるし、航空会社のマイルを利用し
て個人旅行をした。会社のお金をつかってできるだけ勉強をしようと思っ
た。大きな会社で教育制度や福利厚生がしっかりしていると、社員によかれ
と思っていても、それをよく利用するのは意外と会社に貢献していない社員
かもしれない。

前職の経営層に入ったら、全く反対に行動して、泊まるホテルは最低にし
て、東京での宿泊はホテルでもいいよと社長は言ってくれても会社に泊まっ
たりカプセルホテルに泊まって、少しでも経費を使わないようにした。「ど
うせ寝るところはどこでもいいのだから」と思ったからだ。個人事業主もそ
うだ。経費で浮かせることはできても、無駄遣いはしない。だけど人の金
だったら使っちゃえということになるだろう。

UIEvolutionの社長が書いたブログ
http://satoshi.blogs.com/life/2007/03/re.html
「RE:会社と個人」

彼は会社と個人の関係が変化すると言っている。
会社という仕事と報酬という縛りの関係ではなく、もっと自由になる。プロ
グラマーやデザイナーという個人事業主が、必要なときにつながって一つの
仕事をするというところまで見ている。それを後押しするのが、チープ革命だ。

そのためのインフラが、インターネットを基盤としてソーシャルネットワー
キングシステム(SNS)だったりするのかもしれない。ミキシィのような
大規模でなくて、仲良しグループを少し大きくしたSNS、規模で言えば数
百人規模。たいていは顔を知っているが、少しは初対面の人もいるという規
模。友達の友達ですべて納まるぐらい。

それならば個人情報に近いものも提供できるし、悪用する人も、問題を起こ
す人も話し合いで解決できるレベルかもしれない。

Written by in: 楽天日記 |

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