3月
01
2007

おひとよしのビジネス


ブログのタイトルに「不器用な」とついているのは、人間関係に不器用だと
思うからである。

息子のことは軽度発達障碍で他人の気持ちの雰囲気をわからないと書いた
が、私自身も苦手である。いや他人の感情や行動は人間観察をすれば、おお
よそわかっているんだが、それに対して自分がどう対処すればいいのかわか
らない。

他人通しの関係について計算することができるが、相手と自分の関係は変化
するので計算がうまくできない。ひょっとしたら自分の感情もよくわからな
いのかもしれない。

そんなわけで、妻からおひとよしと言われる。
いや知り合った人からもそのように思われている。
またときどき「Solisさんは交渉が下手だよね。いつも安いお金で引き受け
そう。」

実際に独立してから、相場の値段をいうのだがいつも後からしまったという
ことばっかりだ。それで仕事は必死にやっていい仕事を残そうと思うのだ
が、後から「あそこを直せとかここを追加して」と言われる。まあ多少は
しょうがないかと思うが断れない。それでいろいろやって、あとでテストを
する時間がなくなったり、結果として複雑になってしまったシステムのテス
トが大変になってしまう。

会社にいた頃はそうならないように最初から契約や仕事の範囲を決めていた
のだが、一人でやるとそういう客観的な視点を持つことがうまくいかない。
自分がプログラマーでなくて、営業やプロジェクトリーダーの立場で動けば
こんなことも交渉術としていえるかもしれない。

「こんだけの仕事の範囲だったらこれぐらいかかりますね。お予算がこれぐ
らいならばここをこの仕事の後でいかがですか?」
「これぐらいの開発時間がかかります。テストも開発時間と同じくらいかか
ります。テストを削ってもいいのでしたらその費用でいけるのですが、最初
は動いても途中で止まっても責任は持てません。最初の3ヶ月のサポート費
ということでこれだけ確保しておきましょう。」

プログラマー、営業、責任者をすべて一人でやると、その交渉術も多重人格
のようにこなすか(相手はそう思ってもらえまい)、人格の多重平均でいく
しかない。

おひとよしは、人と人との付き合いのなかでファジィな関係、「好き」と
「嫌い」の中間値、人間関係の機微というものが持てずに、好きか嫌いのど
ちらか両極端であるしか人間関係が持てない不器用さにある。「好き」「嫌
い」「無関係」のどれかしか選択肢を持たないデジタル的なところにある。

「好き」という関係を築くと全面的に信用して「おひとよし」になってしま
う。そしてその関係が築けないと一転して「嫌い」になってしまう。自分に
とってはずっと白の状態で耐えてきたものが裏返って「黒」に変わること
が、相手にとってもいきなり「嫌って」いるのはどうしてかということにな
り「なぜ?突然。」ということに感じるかもしれない。

たぶん私がおひとよしに見えるのは、「好き」という関係だけで人と接して
いるし「嫌い」となった瞬間に付き合わなくなるからだと思う。

それでは仕事ができないし正しい判断ができないと思うので、仕事の話は妻
にすることにしている。妻も個人事業主の専業従事者であるし、私よりも客
観的な判断ができると思うからだ。

いつも妻に「そんな仕事を引き受けて。あなたおひとよし過ぎる。」と小言
を言われているので契約の前に妻と話をしようっと。妻が日本語できれば契
約のときに同行できるのだがな。

結局、受託開発のような基準ではおひとよしの契約になってしまい。契約し
てお互いに禍根を残すことになってしまい、続きがない。時間当たりいくら
という基準にした方がそのあたりはさっぱりいくのかもしれない。

Written by in: 楽天日記 |

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