
昨日の晩の残りと冷凍食品をおかずにして、ごはんの上にふりかけをかけた
ものだ。
まだ子どもが1人だったころ、妻はときどきお弁当をつくってくれた。
それから子育てが忙しくなり、東京の会社へ行っているときは、弁当の機会
がなかった。昨年も弁当はなかったのだが、昼は菓子パンを食べたりカップ
ラーメンを食べているのがかわいそうに思って、弁当をつくってくれている。
私自身は食にこだわりはあまりない。
妻が家で作ってくれる料理も、フィリピン料理と日本料理を組み合わせたも
のでおいしく作ってくれていると思う。しかも皿の数が多い。家族で食事を
するときは、漬物を除いて4品は出てくる。カレーライスのときも、サラダ
と餃子がついてくる。
妻はフィリピンにいるとき貧困層ではないが、兄弟が多くてお金に苦労して
いたと言う。父親のその日の稼ぎで食事が決まる。
ご飯が主でおかずは魚や鶏など1品が普通。お金がないときには、ご飯に塩
だけというときもあったそうだ。お腹が空くと、近所のマンゴやパパイヤ、
ココナツをこっそりといただく。戦後の日本のような生活だったそうだ。
いまはその反動だろうか、娘も私もそんなにつくらなくていいのにと思う。
妻は余ったら次の日のお昼になるからという。
でも、毎日お弁当を作ってくれてありがとう。