1月
12
2007

ADHD+アスペルガーと自分

今日、新しい小児科医に息子の診断をしていただきました。
ブログにも書いておりましたが、先日まで通っていた病院は車で40分ぐらい
かかり自宅近くに新しい発達障害のための小児科医があるため転院をしたた
めです。

新しい医者にもう一度テストと診断をしていただいたところ、

ADHDだけでなく、アスペルガー症候群との合併症 であるということになり
ました。

アスペルガー症候群は、高機能自閉症と呼ばれるもので知能は人並みですが
対人関係などにおいて障碍が残るものです。状況を判断するのが苦手だった
り、他の人の気持ちを理解するのが苦手だったりします。

息子をみると、人とうまくコミュニケーションがとれなかったり、一人がて
んの行動をとります。あまり人見知りをしなかったのですが、それは人との
親密度が測れないので、誰とでも近い心理的距離をとってしまうからだそう
です。

息子はリタリンがあまり利かなくなり集中力が落ちてきているので、リタリ
ンを増量して様子をみることにしました。副作用として食欲が出なくなるの
で、育ち盛りの子どもには酷ですが学校の中でやっていくにはしかたありま
せん。そして、言語聴覚士の先生の個人トレーニングを少しずつ受けて、状
況の理解をロールプレイングで学んでいくことになりました。

対人関係でトラブルが起こりやすく、本人は悪い意図はないのですが、平気
で相手を傷つける言葉を言ってしまうことがあります。息子を小さいときか
らみると、友達と遊ぶことは少なく、よくトラブルを起こしていました。最
初の医師はそのような病名を診断しませんでしたが、そのような傾向がある
と言っていました。病名がついても、症状の強さ弱さがあり、症状の傾向も
異なってきます。アスペルガーの顕著な症状が出ているということが今回再
認識されました。

ADHDだけでも大変なのに、その上アスペルガーもね、まあ似たようなものだ
からいいか。実際に合併症も多く、場合によってはLD(学習障碍)が併発す
ることもあります。それはないのがせめてもの救いです。

一生涯にわたって完全治癒ということはなく、苦手なことを本人は自覚し
て、それを補っていくかあるいは反対に強みを活かして生きていくことをし
なくてはならないそうです。

なぜこの発達障碍がいま騒がれているのか?というのは、発達障碍と関わら
ない大多数の親子や先生には不満を覚えるかもしれません。それは、当事者
でないと体験できないことです。昔からこういった発達障碍は先天的にある
と思います。ただこれまで障碍のために、学校で学習する機会が損なわれて
きたという弊害が大きかったのではないかと思います。

息子を通してこの発達障碍をみていくと、特異な有名人が多く感じる。たぶ
ん普通の人でないために、異常な関心や興味を持ったり、既成の慣習や概念
を打ち崩していく人ではないだろうか?そのため、生存競争の中で滅びずに
その遺伝子が一定の割合で世界中にあるのかもしれないと思う。突然変異と
いうよりは、割と頻繁に一定の確率で存在する。ADHDは100人中5人くらい、
アスペルガーは100人中1人。

アスペルガー症候群をもっているとされる有名人ですが、ビル・ゲイツ、エ
ジソン、グラハムベル、レオナルド・ダ・ヴィンチ、織田信長などがいる。
エジソン、グラハムベルが名を連ねていると、このアスペルガーの症状なし
で電話が発明されたかどうか、もっと遅れていたかもしれない。

私はこういった発達障碍が人類にとって必要なものだったということを信じ
たい気がする。

この息子についてのブログをシリーズで書いておりますが、息子を通して私
自身も軽度のアスペルガー症候群ではないかと思いました。ADHDの症状はあ
まり見られなかったので、それは該当しないかもしれません。子どもがこう
いう症状であることは遺伝的なところが多いので、私の性質を受け継いだの
かもしれません。

息子が内部的にどう考えているのか、また他の発達障碍でない人やそうであ
る人がどういう状態であるのかというのは本などを通してしか実のところわ
かりません。

私のほうが息子に比べて軽いかもしれませんが、私も息子の症状を通して自
分もアスペルガー症候群に近いところがあるかもしれないと思いました。ま
た妻の兄弟や甥を見ていると、ADHDの遺伝もあるのではと思います。

私がもしアスペルガーであるとすると、私がそうであることは私の親の責任
でもないですし、息子も私の責任ではありません。避けられなかったのです
から。そんな子どもをつくるなと言われればもう逃げ場はないのですが、ア
スペルガー症候群を持っている人はノーベル賞科学者をはじめ、世の中を変
えてきた人がたくさんいると考えないとつらい思いがします。

私も対人関係が苦手で、それを克服するために辛い思いをしています。
克服したとはいえませんが、私の対応は人間観察を徹底的にすることです。
話す相手や周りの人の人間観察をして、その人が何を考えているか何をしよ
うとしているか考えます。人物の表情やしぐさ、話し方からそれを自分に置
き換えて判断します。人によってその感情と行動は違うようなので正しいか
どうかわかりませんが、最悪な状況だけは避けているかもしれません。しか
し疲れが出ているときはうまく働かずトラブルを起こす可能性があります
し、もう付き合いたくないなと逆に意図的にトラブルを起こそうと思えばそ
ういうことを遮断すればいいのです。しかし、話し終えたりするとすごい疲
れがでます。

おそらく普通の人は意識的にはせず自然にやっているのではと思います。
パーティなどに出ると、もう何十人もいますのでどどどぉと精神的に疲れま
す。100人いるときはもう気にしません。マイペースということになってし
まいます。その疲れは、一人で黙々とプログラムを作っているときに比べた
らかなり多いです。

仕事が終わった後の飲み会ではもう疲れていますので、なるべく刺激を受け
ないようにするか、逆にいっちゃった感じになってしまうこともありました。

結局、仕事の傾向としては、他の人と一緒に仕事をするよりは自分一人の方
が効率がよく、自然にそちらを選んでしまうということになりがちです。

でも年を経るとともに変わってきたんでしょうね。今は誰とでも話すことが
できるようになったと思いますし、プログラムも一人で作るよりは他の人と
話しながらやっているほうが効率的だと感じることがあります。

もし私がアスペルガーだとすると(この年になって考慮するのはいささか遅
すぎたかもしれませんが)、もう少し得意不得意を認識した上で、不得意な
ところを補う方法を考えた良い方が良いかもしれません。

一人で独立してやっていうことは社外の人と接することが必然となり、営業
関連の仕事を抜きで考えることができないのに、アスペルガー症候群は人と
接するのが苦手なのです。

また鬱になりがちなことが多いので、人付き合いが苦手でも一人で仕事を続
けるのは良くないことなのかもしれません。

とりあえずは、息子と私は社会に適応していく努力が必要でしょう。
妻もどちらかといえば人付き合いが苦手で、家族にはADHD傾向が多く、娘も
多弁でADHD傾向があるのかなと思います。

何でも病気に片付けるのは良くないのですが、自分の長所と短所を知って、
それに対して早めに対応するということは良いことだと思います。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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