1月
08
2007

MODxその2:テキストと修飾

MODxは私がこれまで知ったCMSとしては一番優れている。
コンパクトで使いやすい。

ただ全ての会社や人そして要望にとってベストといえば、必ずしもそうでな
い。Wikiというような手軽に更新できるものが手軽くよい場合もあるし、大
規模なWebだとMODxは少し負担が重くなるかもしれない(たぶん数百ページ
くらいはできると思うが、それ以上はどうなるかわからない)。

このシステムを扱うときの問題になるのが、デザイン性と情報性のトレード
オフである。

Webの時代よりかなり前から、ワープロでは文面や文字の修飾があった。
文字のセンタリング、右寄せ、太文字(Bold)、斜体(Italic)、2倍角なんて
のもあった。これらは見やすくするためや、注意を引くためにある。
ただし一方でこれらの修飾情報をファイルにどう載せるかが問題となった。
20年ぐらい前の初期のワープロである、一太郎Ver 3.0では文字情報(テ
キスト)と、修飾する情報を別々のファイルで管理していた。その後のバー
ジョンでは2つのファイルに分かれたことの管理の面倒さから、2つに分か
れず1つにまとめられた。

それから日本、外国それぞれでたくさんのワープロが出てきたが、テキスト
と修飾情報を分けるソフトもあれば、一緒に管理したりするものもあった。
その後一緒に管理するものが主流となる。ただソフトの機能としてテキスト
出力を持つようになった。

テキストファイルだけなのか、それとも利便性のために修飾する情報を一緒
に持つべきなのか双方にトレードオフがあって、今でもその問題は引きずっ
ている。

文字だけの情報は、そのファイルを別なところで利用したりするのに便利で
ある。Googleなどによる外部の検索エンジンだけでなく、内部の検索エンジ
ンの対象になる。修飾する情報としてHTMLタグを入れると、テキストが分断
されて検索されにくくなる。

このことはWebの制作も同じで、もともとHTMLファイルに全てHTMLタグとし
て修飾情報が入っていたが、CSSというファイルで修飾情報を分けるように
なった。

MODxというCMSを使うときCSSを扱うことができるので、文字情報とテキスト
情報を完全に分けることができる。しかし、そのCSSの修飾する情報は性的
なもので、ワープロのようにこの部分のフォントの種類を変えたり、太字に
変えたりすることはできない。あらかじめタイトル部分のフォントの設定を
したり、画面のレイアウトの設定をするものである。MODxでもTinyMCEとい
うWeb上でワープロのように扱うツールがありとても便利だが、HTMLタグが
テキストと混じって後で扱いにくくなる。

このテキストと修飾情報を扱うにおいては決定打が生まれていない。

いっそ古いものでは、TeXやLaTeXがある。クヌース氏が自分の論文の印刷す
るときに満足したものができなかったとして、自ら組版できるように作った
ソフトである。

これは論文のスタイルを別に作成しておいて、テキストに「ここがタイトル
だよ、ここが要約だよ」というように指定するだけで、良い。HTMLよりはシ
ンプルに表現できるものである。

将来どうなるか?
たぶん、どちらでもいいんだろう?
Googleなどの検索エンジンも、HTMLタグやCSSの情報があろうと無かろうと
構わない。ただその過渡期では、扱いが大変になるだろうと思う。
しかし、JavaScriptやFlashなどを使って動的なページにした場合、検索エ
ンジンでは全く扱えないものになってしまう可能性がある。

(日頃考えていることを書いてみました。まとまってなくてすみません。)

Written by in: 楽天日記 |

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