11月
26
2006

息子は学校をなめとんのか?

息子を学校生活に馴染ませようと努力しているのだが、なかなかうまく社会
生活を送らせることができない。これまでうまく対応できたつもりではいた
のだが、2学期に入ってから以前の対応策が効かなくなってきた。

このブログに書いているように、うちの息子は小学校2年でADHDだ。
普通学級では社会性にかけるため特殊学級に席をおいて、音楽・体育・図工
の授業だけ普通学級へ行っている。

1年生のときは普通学級に席を置いていたので、担任の先生に呼び出しを毎
日のように受けていて、妻が学校へ行って様子を見ていた。私もよく通っ
た。昼ごろに行ったら、一緒に給食いただいたこともある。学校関係者でな
いのに頻繁に学校へ行くのはつらい。妻は母親としての責任を背負って、精
神的に辛い思いをしていた。「おたくはしつけができないの?」というよう
な目が辛い。「息子を貸してあげようか・・・」それが喉まででかかったこ
とは何度もある。

2年生から特殊学級へ通うことになった。特殊学級の先生が、経験を積んで
おられて懐の深い方で柔軟に対応してくれた。息子はその環境に馴染んでお
さまったかにみえた。

ところが2学期に入って、息子の行動がだんだんと過激になっていき、これ
までの対処が効かなくなっていった。

特殊学級に通っているので大変だと思われるかもしれない。確かに大変なの
だが、期待しているところもある。長嶋茂雄や黒柳徹子、エジソンもADHDだ
と言われて、子ども時代は大変だった。理解ある先生や母親がいたから、彼
らの才能は学校という次元を超えて開花した。

男親で、ビジネスの中に身を置いていると、「人と違った個性や才能」を息
子が持っていることはありがたく思う。教頭先生もそういうことをいって励
ましてくれた。「もし経済的な事情を許せば学校へ通うのではなくて、別な
方法で彼の才能を開花させることもあるかもしれない。学校という器は彼に
は合わないかもしれない。」とまで言ってくれた。お世辞かもしれないけれ
ど、よい意味に捉えている。

さて話は戻って、1学期は新しい環境で息子には居心地がよかったようだ。
算数や国語などはマイペースでやれて、1時間の課題ができるとご褒美にお
もちゃで遊ぶことができる。それが励みで、おもしろくないと思っている勉
強もなんとか座ってやり遂げることができたようだ。

息子は学業では問題がないようだ。漢字も覚えているし、九九も覚えている
真っ最中だ。ただ、おもしろいことやつまらないことを感覚で反応し、おも
しろいことしかやりたがらない。辛抱ということができないようだ。

いつも面白いことを探している。授業中でも吉本新喜劇から得た「つまらん
ものには、あーんどあいちゃん」とつぶやいている。その他、みんなに受け
たり自分が面白いと思うことを大声で恥ずかしがらずにしゃべる。

こだわりも強い。「どうやってお金をつくるの?パパはどこからお金を生み
出すの?お金を作る機械はどこにあるの?お金を作る機械はいくらするの?
どうやってつくるの?パパはどうして・・・どこに・・・」と興味を持つと
弾丸のように質問をする。自分が納得するまで10も20も質問をする。自
分なりの解釈をして、論理的に結びつける。

折り紙で飛行機をつくると、それを何個も作ったり、いろいろ変えてつくっ
たり、授業中だろうが家だろうか、かまわない。それは止まらないし、注意
をするとしばらくはやらないがまた作り出す。

えっ、それはお前そっくりだ。そう私も似ているところはあるけれど、小学
校のときは先生に叱られると止めた。似ているところはあるけれど、息子の
方が際限がない。面白いものを求めるところがあるが、息子の方が関心は強い。

学校の勉強は息子にとっては苦役のようなもので、口をすっぱく言わないと
やらない。普通の子どもと違うのは、授業中でもそんなところがある。

それでも小学校2年生になって少しは落ち着いたと思って安心をしていた。
しかし2学期になって、これまでのことが全て効果がなくなった。

・リタリンという薬の効果があったのだが、体調によって効かない日が増え
てきた。
・罰を設けたりして厳しく接してきたのだが、その効果が薄れてきた(これ
以上罰を厳しくしたくはない)。
・手の甲に特に気をつけて欲しいことをマジックで書いて、それを破りそう
になったとき、破ったときに手の甲を見せて本人に注意を促せることをした
が、これも効かなくなった。

家では比較的落ち着いている。それは私が父としてまだ怖い存在だから抑え
が利いているからかもしれない。ところが学校へ行くと全く別人のように
なって、制御が効かない。

最近は登校のとき、ランドセルを背負ったまま友達と話が夢中になり、チャ
イムがなっても教室に入らなかったり、靴を脱いで上靴を履かず靴下のまま
廊下を歩いていたりしている。朝礼が始まってもランドセルを背負ったまま
で、なかなか席に着かない。先生が注意しても他のことをやったり、ゆっく
りやっている。

帰宅するときも、荷物をランドセルにつめるのがしゃべりながらやったりし
て、みんなが帰っても他ごとをやってなかなかやらないということがあるよ
うだ。

どうしたんだろう?

私が彼の立場に立って考えてみた。

たぶん息子は、学校生活をなめとるのだろうか?

学校の授業がわからないわけではなく、宿題もきちんとこなしているが、学
校での生活ではトラブルばかり起こしている。友達と毎日のようにとっくみ
あいの喧嘩をする。悪い言葉をたくさん使う。他の子が勉強しているのを邪
魔する。

それらから得た結論は、息子は学校生活をなめとる。
先生を尊敬していないし、怖い存在とも思っていない。

いかん。

この2ヶ月どうしたらいいんだろうかと考えていた。

なめとるのなら、罰しかない。罰は本人のためになる罰。

自分が小学校のときを思い出してみると、やっぱり嘗めているところはあっ
たかもしれない。特に女の先生だとそうだ。小学校のときの罰は、「習った
漢字を2ページ埋めろ。」それは嫌だったけれど、漢字を覚えるのには今に
なってみれば役に立った。

よし、息子に特別な罰をあたえよう。国語の本を起立して20ページ声を出し
て読め。漢字を2ページ埋めろ。
こんなのでどうだろうか?

先に息子に期待している部分があるといったのは、これからの時代はコレま
で以上に競争の時代となる。これまでは日本だけ、そして欧米を巻き込んだ
時代だった。これからは中国、インド、東欧、ロシアなどから貪欲で優秀な
人との競争の時代になる。それらの国は国としては問題をたくさん抱えてい
るが、優秀な人材はたくさんいる。

もしあなたが100万人の1人という天才だったとしても、世界には60億を超え
る人がいる。6000人の天才と競争しなくてはならないんだよ。
これまでは、日本国内の1億、欧米を含めての6億にすぎなかったが、10倍だ
よ。しかもインドや中国、東欧の人たちは必死に努力している、その人たち
と競い合っていくのは並大抵ではない。

もちろん100万人の1人という存在とはいえないだろう。
その中で、この部分は世界に限られた存在である。それが1万人いようと輝
いていて、それが世の中で価値として見出してもらえるのであれば、あなた
はこれからの激動の中でも十分やっていける。

息子に多少の才能があるならば、無理に息子を押さえつけてしまうのもした
くない。そんなジレンマにも襲われている。

息子には前向きの罰を与えようかな・・・しかしどんな人生を築いていくか
は息子に任せる。
でも怠けたり侮ってはいかんよ・・・お父さんみたいに中途半端になっちゃ
うよと言い聞かせようか(最近はそんな反省をしている)。

Written by in: 楽天日記 |

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