11月
25
2006

マッシュアップというビジネス

以前から、「お前のビジネスは何だ?」と聞かれていつもしどろもどろに
なっていた。

「インターネットにあるデータを取得して、加工して、別のところで有効活
用するようなこと。」
「対象は何でもよくて、例えば旅行プランでは、飛行機や電車の時刻表と、
お客さんのスケジュールを事前に決めておくだけでなく、当日の変更も受け
付けれるようにすることだ。ホテルのコンシェルジェはプロフェッショナル
な仕事だけれど、データをうまく計算できれば低コストで効率的にできるの
ようになる」

そういったことを1年以上前から説明している。

ここ最近、マッシュアップという考え方がある。
「複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形
作ることである。複数のAPIを組み合わせて形成された、あたかもひとつの
Webサービスであるかのような機能が、マッシュアップと呼ばれている。」
引用:http://www.sophia-it.com/content/マッシュアップ

一つのサーバーが持っているデータだけでなく、他社を含めた他のサーバー
からのデータを取り出して、新しいサービスを提供することが増えつつある
ようだ。それは、Google、Amazon、はてなからAPIを提供することが始ま
り、Yahooや楽天なども始まりつつある。

これまで自分のところにあるデータは、よそに出すものかという囲い込み戦
略をしていたが、他にデータを提供することの方がメリットが多くなってき
ている。そのため、大手のWebサービスはAPI提供を考慮し始めたのだろう。

先日の知人が作ったアニメガイドも、アニメの番組表と、Wikipediaという
Webにある百科事典、スケジュールにGoogle Calendarを混ぜて、利便性を浴
している。YouTubeも取り込んだらと勧めたのだが著作権の問題も絡んでく
るのでといって考えていた。Spike WordはYouTubeへのリンクを張っている。

つまり、情報A + 情報B +・・・で新しい情報を作り出すのが、マッ
シュアップというもので、、、こういったものが繋がる傾向がある。

Webというのは、生まれながらにしてハイパーテキストであり、それが登場
したとき感動したものだ。マッシュアップにより、それがさらに強化されて
いる。テッドネルソンのザナドゥ計画がその元祖であり、その後HyperCardで
身近になった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%8A%E3%83%89%E3%82%A5%E8%A8%88%E7%94%BB

ところで、そのマッシュアップを簡単にやりとげるツールをIBMが開発して
いることをCOULDさんのサイトで知った。
http://www.yasuhisa.com/could/entries/001048.php

QedWikiというもので、DB2のデータを視覚的に重ねるようなツールである。
こういうことをやりたかったんだよねということを、実現している。

ネットチャンネルKYOのサイラボで、IT関連のニュースを追いながら時代の
推移を見ているけれど、ここ半年はこのマッシュアップというのが多い。少
し前までは、ITベンチャーというと既存の産業をWebに持ってきた、e-何と
かが多かった。やっと、情報を有機的に加工してこれまで見えなかったもの
を浮き出そうという段階に入った。

物理的にいえば、現象から方程式を導き出した段階から、方程式そのものに
何か隠れた現象があるのではないかとパラメーターをいじっているようなも
のである。これからは、その方程式を組み合わせて、別次元のものを導き出
す段階になるのではないだろうか?

GoogleがYouTubeを買収したとき、それに気づいていないのではないかと
思った。このようなマッシュアップサイトがたくさん生み出されたとき、
Googleの形が球であれば、その表面を覆うようにマッシュアップサイトが
覆ってしまうのではないかと思う。

私のビジネスは何かって、マッシュアップサイトの糸を作っているんです。
もっと現実的にいえば、GoogleなどがAPIを提供する前に、勝手にAPIを作っ
ているんです。でもそれって、まだ儲からない、ビジネスにならない。
糸を紡いで繭をつくらなければ、切れちゃいますがな・・

なんてえらそうなことを言う前に、プログラムプログラム・・・つくらなきゃ。

Written by in: 楽天日記 |

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