10月
19
2006

サイラボ10/18の放送原稿

ネットチャンネルKYOで毎週水曜日23時から放送している、サイバーラボラ
トリーの10月18日の放送原稿です。放送では伝えられなかったことや、うま
く話すことできなかったことをここで書いておこうと思います。

翌日木曜日11時からも再放送をしていますし、過去の番組も番組ライブラリ
から見ることができます。

http://www.nc-kyo.com/

もしよろしかったら、一度ご覧ください。

10/18の放送は以下の話題について触れました。

1. ソニー、バッテリの回収を全世界で実施

ソニーがリチウムイオンバッテリーの回収で大変なことになっている。爆発
する恐れもあるということで、デル、アップル、レノボそして富士通や東芝
など日本のメーカーでも全面的に回収だ。

そしてソニー自身のパソコンも回収らしい。
これだけの損害は数千億円になると思うが、、、たいへんなリコール問題。
ソニーの株価が上がらんぜよ。PS3の発売で少しはよくなるといいんだけれど。

2. Blu-rayとHD DVDの両対応ディスク開発

とうとう次世代のDVD規格である、Blu-rayとHD DVDのハードとソフトが出回
り始めてきた。

ソニーのPS3は\49,800の最も安いBlu-rayプレーヤーになると思うが、XBox
360もHD DVDを外付けにして同じ値段くらいで出てくると思う。

映画会社もどちらかの陣営か、両方の規格で出すようであるが、どうなるだ
ろうか?VHSとベータマックスの戦争になるような気がしないでもないが、、

そこに、ワーナーブラザースの会社がBlu-ray、HD DVDそしてDVDの全ての
データを入れることができるディスクを開発した。

また同じくしてイギリスの会社も10層まで、つまりBlu-ray, HD DVD, DVDと
その将来の規格も大丈夫なディスクを開発した。こちらは製造コストも、1
層で6セントのものが、10層でも9セントでいけるそうだ。製造原価は1
枚10円もしないのね。

こういうのが実用化すると、Blu-rayでもHD DVDのどちらでもいいやという
ことになるね。

来週のニュースになるが、ドライブの方も両方に対応するLSIをNECが開発し
たそうです。まだ、ディスクを読み取る部分がないのだが、ハードの面でも
どちらでもいいやということになるかもしれない。

どちらかの技術が優れているかという争いをしなくてもいいかもしれません
ね。そうなると、動画をそれぞれのBlu-rayやHD DVDに対応するソフトや人
件費の値段、そしてディスクの製造コストやディスクの耐用年数の問題にな
るかもしれませんね。

3. ダートマス大学のHany Farid教授、ニセ写真検出ソフト開発

前の番組でカメラが高機能化してきて、カメラの中で写真を編集できるよう
になったと言った。いまでもカメラはデジカメが普及して、写真はほとんど
はJPEGファイルとなっている。中には無圧縮のRAWファイルというのがある
かもしれない。

このように簡単に編集できるデジカメ写真は裁判では証拠写真として使われ
なくなるとされていたが、このFarid教授はJPEGの圧縮方式の乱れにより、
偽物かどうかわかるらしい。

いまはそれを動画にまで適用しているとか。

だけどまた本物そっくりに直すようなソフトも出てくるんだろうな。
Photoshopのプラグインなんかでね。

4. 米国、特許を先願主義に方向転換

アメリカのこれまでの特許制度は、先発明主義といい特許の出願が遅くても
先に発明したことを認めることができれば、それは後から出願される特許よ
りも優先されるとしていた。

日本やEC、そして世界のほとんどの国は先願主義に基づいており、先に出願
した方が優先されるという方法をとっている。これは先に発明するのを証明
するのは難しいこと、出願という一定のルールに基づいているほうが問題が
少ないと思われる。

他にもサブマリン特許といって、「実は私がそれを先に発明していた」と
言って訴訟をするのが後をたたない。オリンパスのオートフォーカスや、任
天堂のゲーム、ソニーなど日本やECの企業がアメリカに参入するとき、痛い
目にあっている。昔の日本は、アメリカの会社が作ったものを真似て作るこ
とが多かったが、製造工程は日本独自のもので決してまねているわけではな
いそうである。単に真似ているだけでは、日本の製造業は世界に出て行くこ
とはなかったと思う。

ただアメリカが先願主義に変わるといっても安心はできない。特許にするか
どうかの基準が、日本、EC、アメリカで異なるからである。ハイテクやソフ
トウェアなどの技術的なものを、特許局や弁理士がきちんと評価できるであ
ろうか?特許訴訟は最終的には裁判に持ち込まれるが、普通の裁判官や弁護
士が評価できるかどうか?そして、アメリカの裁判員制度ではどうだろうか?

20年以上前に数学のアルゴリズムの特許として話題になった、カーマー
カー法というのがあったが、このアルゴリズムを理解するには少なくとも数
学科大学院の博士課程在籍ぐらいの能力が必要となる。

Written by in: 楽天日記 |

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