9月
12
2006

無宗教と無政府主義

今日はワールドトレードセンターが破壊されて5年目。
3000人弱の人が事故に巻き込まれて死んで、その中には日本人も含まれてい
るし、たぶんフィリピン人もいるだろう。
罪のない人がただそこにいるだけというテロの対象として、殺された。

番組ではテロをやった人の心理というものに触れていない。
ただイスラム原理主義は危険な思想を持っている人がいるとか、簡単な結論
を特にテレビ番組は求めてしまう。

かつてイスラムの土地を旅行したとき、「俺はモスリム(イスラム教信者)
だが、お前の宗教は?」は尋ねられる。それは入国カードにも書かなくては
ならないし、街で歩いていると見ず知らずの人から尋ねられることもある。

本当は宗教を探っているような状態なのだが、面倒だから「ブッディズム
(仏教徒)」と答える。「全ての神を信じている」とか「自分を信じてい
る」とか言っても取り合ってもらえない。イスラムの地では宗教のない者
は、常識のない者や分別のない者として捉えられてしまう。

日本は特定の宗教がないということは彼らは知っていて、それがアメリカに
対して戦争を起こしたり、アメリカに次ぐような経済大国になったことを驚
いているし尊敬している。今回のイラクで日本がアメリカ側についたことだ
から、その尊敬が敵意に変わらなければいいのだがと思う。

さてどうして彼らがテロを起こすのか?
それは経済や戦争などの通常の方法ではかなわないからである。
本当はアラビアもイランもアメリカの製品が好きで映画も文化も好きであ
る。ただそれをそのまま受け入れていては、属国になりアイデンティを無く
すということを歴史から学んでいる。

古いルールに基づいて征服された土地や経済支配の状態から、もう一度ルー
ルを変えてやり直したいということが目的だ。

ルールは勝者が作り出したもので、敗者にはルールを作る権限はない。

「彼らはどうしてテロを起こすのか?」と疑問に思っている人は、現状の
ルールを受け入れて生活しているからである。

ただ彼らには、テロでルールを変えることができたとしてもそれから後の発
想はない。どんな国にしたいのか、どんなルールで国を作っていくのか。イ
スラム原理主義は、近代国家のアンチテーゼであり、すべての人たちが同じ
主義主張でまとまるとは思えない。

ルールは一緒に変えていくもんだと思うが、どの国もどの人たちも自分たち
の作ったルールを守っているのだろうか?

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