8月
29
2006

結婚と起業

先週1週間妻と喧嘩していましたが仲直りしました。そのとき考えていたこ
とを散文調で書き記そうと思います(出すべきかどうか迷ったのですが)。
戯言だとおもってください。
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結婚して12年。
フィリピンで結婚式をしたときに参列者から「君はラッキーだ」と言われた
り、たまたまあった日本人の女性に「かわいい奥さんと結婚できてよかった
ですね。」と言われたことがあった。

彼女と出会った頃は23歳だったけれど、高校2年生の少女のような感じだっ
た。こんな女の子とは結婚するつもりも無かったしありえない話だと思って
いたけれど、事の成り行きで翌年3月に結婚式をあげてしまった。

そのとき結婚するとか一時の気の迷いに振り回されずに、大学院に入って研
究者の道を歩もうと思っていた。しかし、彼女との出会いで自分の中の何か
がむくむくと起きだして、すべてが変わってしまった。自分の将来行こうと
する道を捨てて、彼女と同化して進む道を選んでしまった。

彼女の何が自分を変えてしまったのかよくわからない。
しかしアイドルのようなかわいらしい顔をしていたからか、彼女の情が深い
ところなのか。それとも何か運命のようなものなのか。テレビに出てくるア
イドルや女優と比べても彼女は遜色ない。(すみません、あくまでも主観です)

とはいえ、12年の結婚生活で喧嘩をすることはよくある。
お互いに気の強いところと相手に譲れないところがあるから、それがぶつ
かってどちらも引こうとしない。しかし1週間ぐらい経つと妻は許すモード
になっていて、きっかけは私が用意する。「ごめんなさい。俺が悪かっ
た。」喧嘩は両方の問題だと思うが、私が一歩引いて謝った方がすっきりする。

先日の喧嘩は彼女の不安と私の焦りがぶつかって引き起こしたものだと思う。

妻のおかげで2人の子どもすくすくと育ち、なんとか12年やってこれた。
フィリピン出身だとか日本語がわからないとかいろいろあるけれども、私に
はもったいないいい女だと思う。

しかし起業するにあたって、結婚しなかった方がよかったかもしれないと
思ったことがある。

サラリーマンのときと違って、1年365日1日24時間休みなしだ。
サービス業にとって土日は仕事なので、家族との時間を共有できないと一緒
だ。いつも仕事のことばかり考えている。すべての力が仕事に注ぎ込んでい
る。それでもうまくいくかどうかわからない。

おそらく妻はサラリーマンで、定収入があった方がいいのだろう。
しかし、その世界の中で生きていくには私は不器用であったため、とうとう
抜け出して独立してしまった。

起業をすることを1年以上考えて、自分がたどり着いた答えは「死ぬ場所を
求めること」に近いかなと思う。
狩猟をするため持っている技をすべて使って、獲物をしとめる戦い。
戦国時代に生きる武将の、明日をも知れぬ命。

今の時代は命までも取られることはないかもしれないが、起業をすることは
そこまで求められることではないだろうか。
「坂の上の雲」の時代の列強の国にいつ戦略されてしまうかを何とか逃れ、
列強の一つまでのし上がった日本。

いつでも死ぬ覚悟はできている。

最近、自分が死んで妻と子どもを傍から見ている夢を見ることがある。
死んだ原因はわからない。不慮の事故か突然の病気なんだろう。自殺ではな
いような気がする。
「申し訳ない。娘と息子が成人するまで待てなくて、社会人になるまで援助
できなくてごめん。そして妻の老後を寂しくさせてしまって。再婚しても構
わないよ。」と声に出していいたいが、風の音のようで伝わらない。

結婚して子どもができてからだろうか、それまで欲望というより何か使命感
のようなもので生きていた。しかし、それから家族のために生きている気が
する。でも人間なので、食欲などの普通の欲はあるようだ。

起業というのも「世間にこういう価値を認めさせるんだ」「俺は世界の歴史
に刻むんだ」という強い気持ちがあったわけではない。いろいろな選択肢の
なかで多くがつぶされていって、残った選択肢の中で最適なものを選んだ結
果だ。

この起業という行動の結果、すべての財産をなくし家族に借金を負わせ路頭
に迷わせるということがひょっとしたらあるかもしれない。

それは戦後の混乱期や戦国時代ではよくある話である。
稼ぎ頭に何かあると、一家全員が不幸になる。

昔も今もそれは変わらない。
私の人生はどうなっても構わないが、妻や娘や息子には何とか悪い影響を与
えたくないと思う。また起業しても上場してお金持ちになるなんて、夢のま
た夢なので、一生懸命生きているその姿だけを残すのはダメだろうか。

Written by in: 楽天日記 | タグ: ,

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