6月
19
2006

子どもの後始末と異常な家庭

夕食のとき、苦情の電話がかかってきた。
「おたくの息子さんが、今日のドッチビーの大会の後でうちの○○に暴言を吐
いた上に蹴った。おたくはどういうしつけをしているんですか?」と男の声。

○○と聞いて、聞いたことのある名だなあと思った。

続けて、
「うちの上の娘が前におたくに問題がありましたが、下の娘は何もしていな
いんですよ。」
「すみません。」
ははーん、あそこの家だ。
でも息子はいつも他の子どもに暴力を振るうことがある、事実関係はわから
ないが、怒っているのでとにかく謝ろうと思った。

「あとで謝りにいかせます。」
「いえ結構ですから、二度とこういうことがないようにしてください。」
「すみません。実は息子はADHDで今日も薬を飲ませています。できるだけ親
が見るようにしていますが、ちょっと目を放した隙にしてしまったようで
す。本当にすみません。」

電話で平身低頭するしかない。

すぐに、妻と息子と話をした。事実関係を確かめるためだ。
電話の内容を話して、本当かと聞く?
確かに息子は○○を叩いたけれど、その前に○○が悪い言葉を言った。それを言
い返して、そして蹴ったという。○○が泣いているのを妻が気がついて、妻が
息子に促して息子はきちんと謝った。

息子が蹴ったのは悪いことだったが、きちんと対応している。
いつも私や妻が息子に言い聞かせている。「叩いては駄目だよ。」

「○○が悪い言葉を言ったので言い返したのはいいよ。だけど、蹴っちゃだめ
だよ。パパは言い返したいけれど、蹴ったことで言い返すことができない
よ。○○が悪くても、蹴ったほうが悪くなっちゃうんだよ。パパとママがいつ
も叩いたりしちゃ駄目だよっていっているでしょ。喧嘩に勝つためには蹴っ
たら負けなんだよ。○○も蹴ったのなら、どちらも悪いんだけど。蹴ったのが
達也だけでは、達也が悪いんだよ。」

息子を連れて謝りに行くことができなかったので、事情説明する機会がな
かった。私も自分で電話で謝るだけはよくなかったかもしれない。電話をと
めて、状況を確認して、その場で反論したほうが良かったかもしれない。で
も、お互いに言いたいことを言って口論になってもいいことはない。息子が
蹴って傷つけたことは事実だから、謝るしかない。

息子はこれで理解してくれただろうか?

なんて考えていると、自分が親の視点で見ていることに気付いた。
私が子どものときも他の子と喧嘩して傷つけたことがある。その度に、母が
謝りに行ったこともあるし、私も一緒について行って謝ったこともある。自
分自身が親になるまでは、その意味がよくわからなかった。

親は子どもが大人になるまでの全ての責任を負わなくてはならない。

子どものときに考えたことと親になったときの実感がまるで違う。想像力が
湧かないし、親にならないとわからないこともある。それが限界なのかもし
れない。

ところで前述の○○の父親のことだけれど、4年前に私が言ったことに対して
根にもっていたんだろうなと思う。「あなたは正当なことをいうが、おたく
もできていないじゃないか。」

4年前、小学校1年の娘と○○の家族の2人の娘とよく遊んでいた。
毎日、両親は遅くまで出かけていて、ほったらかしの状態だった。毎日父母
とも夜10時くらいにならないと帰ってこない。土曜日・日曜日も、父母と
も自宅を出てパチンコへ行っているようだった。そのため、いつも姉妹は外
で夜遅くまで遊んでいて、服も少し汚れていた。昼も夜もちゃんと食事を
とっているかどうかわからない。電子レンジで冷えたご飯を食べているかも
しれないし、カップラーメンを食べているかもしれない。

私と妻は娘が誰と遊ぼうと気にしないようにしていた。親が子どもの遊び相
手を選んではいけないと思っていた。そして他の子どもと同じように、我が
家に遊びに来たら、ジュースとお菓子を出してあげたり普通の子どもと同じ
ように接していた。

ところが、毎晩深夜10時頃に無言電話がかかり始めるようになった。だん
だんと一晩に2?3回と増えていった。電話に出ないで無視していると、留
守番電話に声を残すようになった。
「あした300万円もってこい。持ってこないと娘をころす。」
内容が曖昧だったので、冗談みたいだ。でも不気味で心配になった。

同じ小学校の高学年か、それとも変質者かと思った。
娘にこの声は誰の声か尋ねた。ちょっと声が濁っていてわからないという。

何度かかかってくる。だが家の電話は携帯のようにかかってきた電話番号を
表示するナンバーディスプレイの機能はない。しばらく調べていると、電話
がかかってきた直後に「136」をダイアルすると、電話番号を音声で教えて
くれる。

そして再度のいたずら電話の後、電話番号を得ることができた。
娘にこの電話番号を知っているかと聞くと、○○の家の電話番号だった。

そして、○○の家に電話をかけた。
夜の8時頃に電話をかけても、両親はいない。しかたない、犯人と思われる
○○の姉と話をして、電話をかけたかどうか問い詰めた。本人は認めた。二度
とこんな電話をしないように注意した。それから二度と無言電話やいたずら
電話をかけてこなくなった。

犯人は、保育園の年長組の子どもである。5?6歳。
こんな子どもに、電話で脅迫をさせる環境とはどんなんだろうか?
彼女は、母がいつも自宅にいてほぼ毎晩一緒に家族で食事をしている我が家
をうらやましく思ったのだろうか?

いままで優しく接してきた私と妻は、裏切られた気持ちだ。
娘に二度と一緒に遊ばないように注意した。それからは一緒に遊ぶことはな
いが、今年小学校の都合で○○と娘がペアになって遠足などの行事に参加する
ようになったらしい。最初は学校に事情を話して変えてもらおうと思ったけ
れど、止めた。だけどそのきっかけで、息子と○○がつながったのかもしれない。

深夜11時頃に再度電話した。父親と思われた人が電話に出て、事情を話
し、二度とそんなことをさせないように注意した。彼は娘に事情を尋ねると
言って、電話を切った。それから謝罪も何もない。
彼にとって今回は報復のつもりだったのだろうか。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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