4月
22
2006

【本】会社が放り出したい人 一億円積んでも欲しい人

会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人

著者:堀紘一
発行:PHP研究所
値段:1400円+税
ISBN4-569-63816-3

新しいオフィスになって、本を読む速度が遅くなっている。これではいかんなと思いつつある。通勤の車の中で信号が赤になると、1分ぐらい本を読む。一小節ぐらいしか読めないが、信号が青になって走り始めると読んだ内容を頭の中で噛み砕いている。こういうことも大切かなと思った。

この本は、そうやって1週間かけて車の中で読んだ。正直に言えば寝る前の数十分ぐらいも読んでいました。

テレビでビジネスについての論客、堀紘一氏の本である。
こういった本は内容が薄いことがあるのだが、ときおりハッとすることがあるので読む。ちょっと生意気。
エッセイ風で読みやすかった。

内容は、30歳代のビジネスマンを対象に、これからどうやってキャリアを積んでいくかということを彼の経験に基づいて書いてある。私はサラリーマンをやめてしまったので、読むときはどうしても経営者側の視点で読んでしまう。これからの世の中と、どうやって人を採用して活用するかだ。

・これからは激変の世の中なので成功経験が通じない
・本当に自分の能力を活かしていくような時代がきた
 社内力学で生き残る術は必要ない。社内力学が規制の中でしか生きられない会社を作ってきた
・人を育てることが一番大変で、それに注力することが会社が拡大する術である

・経営者のリーダーシップや、一億円プレーヤーの条件ついては、他の本でも書かれていることなので割愛する。

おもしろいなと思ったのは、新しい産業に人材を輩出している会社がある。
古くは日本IBMやソニー、新しくはリクルートである。
日本IBMは外資系の会社が日本で事業を起こすときに、英語ができるのとビジネスセンスの点で採用してきた。ソニーは、外資系の製造業が多いだろう。

リクルートは、それらとは異なる。
(1) 採用にもっとも力をいれている
これは他の会社のために人材を紹介しているが、自分の会社にもっとも注力するのはもっともである
(2) 独立心旺盛な人が入ってくる
能力主義はもちろんのこと、上司を選択することもできる。そして早期退職制度や30歳以上や勤続5年以上の社員が独立するときは退職金以外に1000万円の上積みがあったそうです。

(3) 経営者の訓練ができる職場環境
徹底した事業部制をとっており事業部長が経営の全責任をもち、社内にいながらにして経営の訓練をしている

ただ実はリクルート出身者には2種類の人材がいる。
1つは採用を担当したり人事制度を考えたり、経営戦略を練ったりする、会社の経営全体を担当したりする。また新規事業をのスタッフだったりする。こちらは作戦参謀と呼べる人たちで社内で起業訓練を行っている。こうした人は独立しても、そのままの仕事をすればいいので、すぐにやっていける。有名なところでは、リンクアンドモチベーションだろうか。

一方、大半の営業部隊の人たちは戦略に踊らされて仕事をしていたので、成功は難しいという。

いつも思っているが、新しい産業を生み出さなければ成功はおぼつかない。
いまある事業では、資源に劣る自分にとっては競争におぼつかないだろうな。そのため、いまはスキマだけれど将来拡充する事業を探してやらないといけない。普通の人は「そんなものはダメだよ」ということに対して、「いやそれはいけるんではないか」「100に1つしか成功はしないかもしれないけれど」と考える。後は強烈に目的意識を持って、絶対に諦めず、やり抜いていくしかない。

もちろん1人ではできないので、小さな成功を収めることができたら一緒にやっていく人を探そう。

Written by in: 楽天日記 |

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