4月
21
2006

サイラボ 4/19の放送原稿

ネットチャンネルKYOの毎週水曜日23時からの放送”Cyber Laboratory” 4/19の放送原稿です。

1. NIFTY-Serve、パソコン通信19年の歴史に幕

1994年頃から、インターネットが普及し始めたように思う。その10年前からパソコンをモデムにつなげてホストと接続する、パソコン通信というのが始まった。私は1988年頃から2400Bpsのモデムで、パソコン通信を始めた。今のADSLや光の通信速度がおおよそ10Mbpsとすると、1000倍以上の速度が出ている。その結果、文字通信がやっとであったが、いまや動画を配信している。

当時は、草の根ネットといわれるホストがあった。これは自分でパソコン通信のホストを立ち上げているところである。草の根ネットの場合、自分で電話回線(受信専用も)をたくさん引いて、おまけに自分でパソコンをホスト専用で起動しているので、頭の下がる思いである。そのころ、草の根ネットはどうしても、一部の人しか集まらないので、全国規模でつながるNIFTY-ServeやPC-VANなどが有名であった。

これはフォーラムといわれる、いまでいう掲示板のようなものである。全国の人たちがいろいろな情報を交換しているのは本当に勉強になった。いまでいう、MixiなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に似ている。

それがとうとう今年3/31に終了した。

時代に合わなくなっているので閉じてしまうのは致し方ないが、残念なのは過去に情報交換した掲示板などが消えてしまうことである。2chのように過去ログとして残す方法はなかったのか。またフリーウェアなどのデータやプログラムも消えてしまった。

合掌

2. Winnyなどのファイル転送、ISPが通信制限

Winnyなどで情報が漏れている対策というわけでもないだろうが、プロバイダーがWinnyのファイル転送を留めてしまった。いまプロバイダーで流れるデータのほとんどが、Winnyのファイル転送か、動画ストリーミングである。iTunesのファイル転送もあるかもしれない。

プロバイダーが自社のサービスと直接つながらないのに、データ転送をされてはたまったものではないと、今回通信制限をしたものと思われる。自宅ではぷららを利用しているが、こちらも完全にシャットアウトである。Winnyは使っていないからいいけれど。

ただ、こればかりはプロバイダーの勝手な都合の気がする。

3. Sun、「1時間1ドル」でグリッド計算を提供開始

Sunが自分のサーバーを計算用として貸し始めた。
1CPUを1時間使うと1ドルであるという単純な値段である。
普通の人がこのサービスを使うことはないかもしれないが、単純な計算をたくさんする用途があるのでこのサービスは歓迎されるだろう。大学や研究所で、熱力学やシミュレーション、遺伝子分析、自動車や飛行機の流体力学(風の流れ)などである。

おもしろいサービスが始まったなぁと思って、このサービスを紹介した。
1990年代初期、MPEG-1のエンコードをスーパーコンピューターでしていると聞いてびっくりした。今はMPEG-1どころか、DVDや次世代DVDも普通のパソコンでできるようになった。当時のCPUは16bitの20MHzぐらい、今は64bitの3GHzぐらい。単純計算すると、4×150=600倍の性能である。

いまこういった特別な計算も10年経てば、家庭で普通にできるようになるが、こういった計算の需要はある。たぶんこれからは、ゲームの動画のように人物や背景などの基本データを送っておけば、リアルタイムで映像を手元でつくることになるんだろうなぁ。


4. 韓国国防省、プロゲーマーを「電算特技兵」に

韓国ではプロのゲーマーがいる。
ゲーム大会に参加して優勝をして、それでお金を稼いでいる人たちがいる。
トップは年収が1000万円ぐらいで、ちょっとしたゲーマーでも年収200万円ぐらいかせぐという。
日本ではそういった職種はないが、ネットゲームが流行っている韓国ならではのこと。

ゲームも基本パターンを覚えて、それを状況判断して瞬時に行動に移す。これは、自動車の運転や戦闘機の操縦と似ていないか。これからは戦闘機などもコンピューター制御が多くなり、戦闘機の操縦もゲームの操縦もあんまり変わらないかもしれない。

最近では、America’s Army という国防省が教育用につくったゲームもある。
http://www.americasarmy.com/

時代は変わったものだ。

Written by in: 楽天日記 |

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