4月
05
2006

フィリピンでの結婚その6 結婚式

結婚式の前夜は寝るのは遅かった。しかし朝6時に起きた。
結婚式は11時なのにいろいろやることがある。
軽くホテルのレストランで朝食を済ませると、7時から準備だ。

おかまの美容師2人がホテルにやってきた。
どちらかというとおじさんタイプなので、ちょっと気持ち悪い気がするが、腕はいいようだ。
妻のヘアセットとメーキャップを始める。丁寧に丁寧に1時間ぐらいかかった。
メーキャップが終わると、まったく別人のように見える。肌の色が白くなって、丸顔が細長くなり、清楚な感じがする。そしてウェディングドレスを着る。
私は髪を上げて、フィリピンのバロンタガログという半透明のシャツを着て、下は黒いズボンだ。靴は革靴。とてもシンプル。バロン・タガログを訳せば、「フィリピン男爵」か!?暑いフィリピンで着る正装を考えたのかもしれない。

妻の親族もホテルにやってきた。チャーターしてジープニー1台にみんな乗ってきた。
既に衣装も着ている。フラワーガールやリングベアラーが、5歳の姪がやっていてとてもかわいい。お見せしたいがスキャナーがないので、ここに載せることはできない、残念。
彼女たちも、おかまの美容師にメイクをしてもらう。
そうこうしているうちに、9時になってしまった。
あと2時間。

ここから私と妻は先に教会へ行くことになった。
やはりチャーターしておいた、マツダのカペラのような車がきていた。車のことは良く知らないが15年くらい経っている中古車。妻と2人で乗ろうとすると、司会者の方に止められた。ここにも司会者が様子を見に来ていた。

まず私が1人で教会へ行くらしい。
誰が私の両親を空港へ迎えにいくの?とみんなに聞いてみると、妻の一番上のお兄さん(ロミオ)が迎えに行くという。
私は前日に画用紙に書いておいた案内板を、お兄さんに渡して託した。
そして、結婚式のビデオは2番目のお兄さん(バレンティン)にお願いして、カメラは2番目のお兄さんの妻(ヘレン)に託した。前々日に既に彼らにお願いしていて、練習も簡単に行った。私が撮影するわけにはいかないので、あとは任せるしかない。

車に一人で乗って教会へ行く。
一度車は戻って、ウェディングドレスを着た妻が車に乗ってきた。
そして、ジープニーで妻の親族がやってきた。

妻のお姉さん(アデレイダ)が気を利かして、カペラに乗って空港へ行った。私の家族を迎えにいってくれるらしい。

私と妻は、司会者と話す。
結婚前に懺悔をしなさいということだ。神父さんがやってきて、私はカトリック教徒ではないので必要はないといった。私は懺悔のしかたを知らないのでほっとした。妻はウェディングドレスを着たまま、奥の懺悔室へ入っていった。

その後、カペラが戻ってきた。私の両親と妹が、アデレイダとともに車から降りてきた。
1ヶ月ぶりの両親だ。きちんと予約をしておいたが、ちゃんと無事にここまで来れたのはうれしい。
とはいえ、ゆっくり談笑している時間はない。結婚式まで40分ぐらいだ。両親に昨日のリハーサルのことを話した。最初にバージンロードを歩いた後は、司会者の合図で立ったり座ったりすればいいよ。

妻が懺悔室から戻ってきて、両親に妻を紹介した。
両親と妻は、今日始めて会う。
妻はまったく日本語がわからないので、簡単な日本語を昨日教えておいた。
妻は「おとさん、おかさん、はずめましゅて」と少しなまっていた。

そして、11時になった。
楽団が演奏をし始める。司会者のアドバイスで、わたしと両親がバージンロードを歩き始める。
3人が横に並ぶ。私が真ん中で左手に父、右手に母。
司会者から、ゆっくり歩くように言われた。3人で横一列に歩くのは結構難しい。

教会の前列まで来ると、私は真ん中に残り、両親は向かって右側の両親の席で立って待つ。
その後、5mぐらいの間隔をあけて、ベストマン、メイド・オブ・オーナー、グルームズ・メン、ブライズメイド、リング・ベアラー、フラワーガールが順番に一人ずつ歩いてくる。

ベストマンは新郎の親友が行うそうだが、私の場合は妻の弟になった。
グルームズ・マンもその下の弟。
メイド・オブ・オーナー、ブライズメイドは、妻の妹。
リング・ベアラー、フラワーガールは、小さな女の子だが、妻の姪である

そして最後に、妻がやはり左手に妻のお父さん、右手に妻のお母さんを添えて、歩いてきた。

音楽の最初は、古いラブソングだった。
でも日本の「ここに幸あり」という古い歌を日本語で聴いたのはびっくりした。
「あらぁ?しぃ?も? ふけ?ば? あめぇ?も? ふるぅ?
      ・・・・・・・・・・・・

 ここに?? さちぃ?あ?り? しろ?い? くぅ?もぉ??」
なんでこの歌を知っているの?

そして結婚式が始まると思いきや。私と妻は前列の真ん中でしゃがんだまま、ミサが始まった。
ミサは毎週行われるミサと同じ。実はフィリピンでは、何か行事があるたびにミサを行う。
結婚式は、宗教的行事なのでミサと一体化している。ミサの中に結婚式があるという感じすらある。

神父が一番前に立ち、なにやら話している。たぶん説教だ。
その後、信徒代表の人が演台で入れ替わり立ち代りに聖書の一節を順番に読む。
その間、私たちは前列真ん中でしゃがんだまま待つ。

楽団が演奏をする。
後で知ったのだが、カトリックのミサで日本とフィリピンの決定的に違う点がある。
フィリピンのミサでは、歌が多い。5曲ぐらいギターなどで演奏することが多い。
そしてとても明るく楽しく歌う。日本はなんとなくお通夜のような湿った、そして厳かな感じがする。

そして、神父の宣言とともに結婚式が始まった。
アメリカ映画で見る結婚式は、なんてシンプルだろう。それに比べれば複雑すぎる

まず私と妻がしゃがんでいるところで、まず薄い絹のようなものを2人の頭にかけられた。

そして、神父はなにやら唱えていた。
次に、聖杯にワインを入れて、そこに聖餅(薄いウェハースのようなもの)をつけた。
聖餅を取り出し、神父が聖杯を口にする。
神父は近づいてきて、妻に聖杯を飲むように薦めた。妻は少し口にした。
次に私の番かなと思ったら、こなかった。カトリック信者でないとダメらしい。ミサに参加した折には、聖餅を口にしているのだけれど。

次に、ベストマンとメイド・オブ・オーナーがロープを持ってきて、私たちの首の周りをロープでゆるくかけた。私と妻がロープでつながっている。
これから2人はつながるという意味であるそうだ。

それからベストマンとメイド・オブ・オーナーが演台に立って、宣言をする。
たぶん、「2人はみんなに認められて結婚することになった。祝福したい。」と言っているのだろう。神父の言葉はすべて英語で薦められるが、ベストマンとメイド・オブ・オーナーはビサヤ方言。さっぱりわからない。

また夫と妻の後見人代表が一人ずつ、演台に立って宣言をする。
その後、神父が何か話す。

そしてロープは外された。

再び神父が私たちに近づいてきた。
私たち2人に立てという。
そして、ベストマンとメイド・オブ・オーナー、それぞれの両親、そして後見人が集められた。

結婚の宣誓である。
ここからはリハーサルの場面だ。
神父が本を取り出し、宣言をする。とても長く感じる。聖書の一説なのかな。
3分くらい続いたであろうか。どこで私がセリフを言えばいいのだろうか?

神父が読み終わったようで、私たちにちらりと本を見せた。
神父がなにやら言うと、本の中のセリフの場所を指で示した。
緊張していてわからなかったが、「汝、ここにいる女メルシィを妻にしますか?」というようなことだと思う。”Wife”という言葉と妻のフルネームを聞き取れたので。
“Yes, Father”
その後は、妻が”Yes, Father”

そこからは少しリラックスできて、おおよそ聞き取れたと思う。
「結婚後も、カトリックの教義を守り、辛いときも幸あるときもいづれのときも2人で歩んでいきますか?」というようなことを確認させられた。
“Yes, Father”

そして、指輪の交換。
結婚指輪は今でもつけているが、とてもやすいもの。2人で3000円!(700ペソ)ぐらいの14Kのものだと思う。
その後、プラチナの結婚指輪を名前入りで作ったが、喧嘩した折、捨ててしまった。

この後、結婚証明書に神父、私と妻、そして6人の後見人がサインをする。
幅はA4だけど、長さは1.5倍。

話は少し変わるが、日本での結婚申請や妻のビザなどで、この結婚証明書が複数必要だということを予め知っていた。そのためこの結婚証明書が複数欲しいと神父さんに言っていた。
すると、カーボン紙を挟んで4枚ぐらい束ねた上に、みんなのサインをしてもらったが、3枚目、4枚目はサインが見えない。結局3枚目、4枚目は使えなかった。

さらにいえば、みんながサインをした結婚証明書のオリジナルは1枚なので、各役所に申請するときの証明書はこのゼロックスコピーで済むことがわかった。

妻はこの結婚証明書を、今も大事に保管している。

それぞれの両親が席に戻ったところで、私は妻の両親に祝福。
妻のお父さんの手をとって、私のおでこにつける。そして軽く手にキスをする。
妻のお母さんにも同様なことをする。
妻も私の両親に同じことをする。

そして、神父が「2人の結婚は成立した」と宣言した。

その後は、ミサに戻る。
神父が聖書を取り上げて、なにやら言って、先ほどの聖餅を渡すべくたった。
すると、結婚式に参加した人たちが、神父の前に出て、一人ずつ聖餅を受け取る。
直接、口に入れてもらう人もいれば、手渡しでもらいその後口にするものがいる。

そして終了。

書き添えなかったが、結婚式では司会の進行役の人が、近づいてきていろいろと教えてもらった。
前に出なさい、立ちなさい、座りなさいとか、それぞれの家族にも同じようなことを指導する。
進行役の人がいないと、なりたたないだろうな。
また楽団も生演奏と歌で盛り上げてくれた。

式が終わると、みんなで写真撮影。
カメラマンは頼んでいなかったので、私のバカチョンカメラで撮影。
2人の撮影や、家族を交えての撮影など、これだけでフィルム1本使った。

式が終わったのは12時半頃。1時間半もかかった。
これから披露宴。みーんなお腹がすいた。

教会からは歩いて10分の距離だけど、私と妻は車で移動。
他の人たちも乗れる人はジープニーに乗った。

結婚式のスケジュールは、順番がまちがっているかもしれません。後日、結婚式のビデオをみて直したいと思います。
(披露宴、ハネムーンに続く)

Written by in: 楽天日記 | タグ: ,

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