3月
15
2006

息子と祖父母

今年度の最後になるが、小学校で息子の相談があった。
来年度において、息子の処遇について両親が特別学級に委ねるかどうかの決定である。

学校で勝手に決めることはできず、両親の依頼が必要だということだ。

私と妻はかねてから息子を特別学級に任せるということを同意していたので、改めて申し込む。

学校と家庭での息子の状況を確認すると、さほど変わっていない。

薬が効いて落ち着いていることもあるが、効かないときもある。IQは高くて、学習は問題ない。ただ、こだわりが強くて、一度はじめると終わらないと気がすまない。図工を初めると、「時間がないから来週やろうね」と言っても、ずっとこだわって作り終えないと気がすまないらしい。無理に途中でやめると、途中の作品が気になってしかたないらしい。

朝も誰かにちょっかいをかけて追い回しているらしい。朝会も突然奇声を出して、動き回るらしい。

学校での行動は、自宅の行動と違うそうだ。

自宅は家族がおり甘えられて落ち着いている。ただ学校は人がたくさんいて、人の状況はいつも変わるので、刺激が多い。息子はそんな学校を好きでたまらないが、一方で刺激にあふれるとコントロールが効かなくなるようだ。簡単にいえば、刺激を受けると、すぐに反応する。普通の人は、いったん自分の頭の中で「どうするべきか」と考えるが、それが十分でない。

スクールカウンセラーによると、4年生まででその後の人生の多くを決定してしまうという。
まだよくわからない1・2・3年生ぐらいのときに、薬をつかって落ち着くということ。そのときに自分は「褒められている、愛されている」と感じることが大切だそうです。ADHDの子どもは「叱られる、怒られる」ということに慣れてしまいがちである。自分が自分に対して「どうせ俺はだめなんだ」とか同級生が息子を「こういうやつなんだ」というレッテルを張ってしまうのは、4・5年生くらいで、そのときでは遅すぎるそうです。

多くのADHDの子どもは、自分の感情や衝動などをコントロールすることができるようになるそうです。そうなるまでに、学習の機会を失ったり、同級生とのコミュニケーションがうまくとれないことが危険だそうです。

カウンセラーはこの3月で退職されるので、このような機会はなくなってしまう。そのため将来的なことを話してくれました。

「嫌な話だけれど5年生ぐらいになったときに、友達のモノを壊したり、お店で万引きするということがあるかもしれません。普通の子どもは欲しくなったりしたときに、両親の悲しむ顔が頭に思い浮かんで留まるのですが、ADHDの子どもは先に衝動が出てしまう。もしそのときはきつく叱ってあげてください。子どもに『叱られる』とか『悲しむ』とかを強く思い浮かばせるということが大事です。」

薬と行動療法の双方が大事であるとおっしゃっていたが、行動療法の方はなかなかできない。
1年生の子どもに無理に訓練させるのも酷なので、好きなことをのびのびやらせ、愛情を深めるということぐらいしかできていない。

カウンセラーの方の退職理由は、年老いた親の介護のことだという。
私の両親も年々老いている。あと10年ぐらい経つと、父は80歳に手が届き、母も75歳。
両親もだんだんと身体と頭が老いていく、私も仕事どころではないかもしれない。
妻の母も同様だ。老人問題って、身近なところにも起きているんだね。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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