1月
18
2006

【本】先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった

書名: 先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった
著者: 樹研工業社長 松浦元男
発行: 講談社
値段: 1500円+税
ISBN4-06-211993-5

久しぶりにすがすがしいビジネス書を読んだ気がします。
愛知県豊橋市にある、社員100名弱の世界最小の歯車のための工作機械、歯車そのものを作っている会社です。
とはいっても、シンガポールにある関連会社は社員600名を超していて上場しているのですから、わざと小さくしていたのかもしれません。

この会社は現代の会社とは違っていますが、私たちが忘れていた企業美学を持っているかもしれません。

・出勤簿から契約書まで書類はゼロです。
契約書はつくらず、すべて口約束です。日本国内だけでなく、国際間取引もです。
タイムカードも出勤簿もありません。1日7時間労働を目指しています。

・採用は先着順で無試験。学歴、国籍、性別は問いません。
高校時代にワルだった人が、いつの間にか微分積分を習得して、学会で発表するほどになっています。
高卒が多く、有名大学卒業の人はいません。
日本語・英語・中国語・韓国語・ドイツ語がいつの間にか飛び交っています。

・定年制はありません。くたばるまでです。

・辞めても出戻りOKです。結婚して子育てが一段落したら、戻ってきてください。他で修行して戻ってきてもいいです。

・最初に書いたように、マイクロ歯車の技術、マイクロ工作機械の技術は世界一です。

・工作機械をいち早く導入していますし、パソコンの導入、インターネットの接続も早かった。

本をまとめることは今回はしません。
どの部分もすがすがしい気分です。私が大学を卒業したころは、研究分野の異なるところで野心に燃えていましたので、この会社のことを知っていても入社することはなかったと思います。だけどソフトウェアの分野でこんな会社があったら、入社したに違いありません。当時は伸びる中小企業を探していましたから。

じっくり読んで、こんな会社がソフトウェアを開発するとすればどんな会社になるか想像してみようと思います。

Written by in: 楽天日記 |

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