11月
25
2005

サイラボ 11/23の放送原稿

昨日は風邪で辛かったので、昨日のサイラボの放送の原稿を書かせていただこうと思います

1. ソニーBMG、Rootkitの入ったCDを回収

アメリカのソニーBMGというレコード会社が、Rootkitの入った音楽CDを発売していました。
このRootkitというのは、パソコンの中に入って動き出すと全てのことができるソフトです。
普通のステレオなどに入れれば何も問題は起きないが、パソコンに入れて音楽を聴こうとすると、画面にライセンス契約の文面が表示されます。そして、ユーザーがその表示内容に同意するとコピー対策用のrootkitがPCのハードディスクにインストールされてしまうのです。

目的は、CDのコピー回数を制限し、何の制約も受けないMP3 データが作られないようにするためのものです。

問題なのは、このRootkitと呼ばれるものですが、パソコンに進入するとウィルスチェックなどで一切わからないように隠蔽しながら動作します。そして、このソフトはユーザーが何回音楽を聴いたりしたかという情報をインターネットで伝えたり、またCDからMP3ファイルを作成した場合に音質を下げることをします。それに、特定のインターネットサイトからプログラムをダウンロードして実行する機能も持っています。

先日この機能を利用した、ウィルスが生まれました。

そもそも、ユーザーにこういった機能があることを隠して、勝手にソフトをインストールするようなCDを発売していいのかといえば、イギリスでは違法行為です。たとえ合法の国があったとしても、いいのかどうかという問題があります。

こういった問題が起きましたので、ソニーBMGはCDを回収することになりました。今後、訴訟問題まで発生する可能性があります。

また日本でも並行輸入して買ったものについては、気をつけてください。ちなみに、CDに”Compatible with cp.sonybmg.com/xc”という表記があるものがRootkitが入っているそうでうs。

2. 東証、名証、楽天証券でトラブル

ニュースでご存知の通り、東京証券取引所でコンピュータートラブルが起きて、証券の売買ができなくなりました。名古屋証券取引所でも同じトラブルが起きました。楽天証券では、8月から何度もコンピュータートラブルが起きて、インターネットサイトでログインできなかったり、売買ができませんでした。

東証のトラブルの理由は、コミュニケーション不足と不注意です。
「10月13日に修正後プログラムを正規登録する際に、富士通が東証側にバグ修正作業の資料を送付したが、必要な項目の一部に記載漏れがあったという。このため正規登録後のシステムに、修正後の正規プログラムと旧プログラムが混在する構成になってしまった。」とのことです。

私はシステム開発する側ですが、準備と設計と開発に十分な時間を用意していないと不安になってしまいます。コンピューターのプログラムは言われたとおりのことしかできませんので、正しいことも間違ったところも忠実に動きます。正しくつくったつもりでも動かないことはあるし、間違って作ったものは絶対にうまく動かない。命に関わるもの、お金に関わるものは、再三の注意が必要だと思います。

コンピューターを過信してはいけません。間違いを犯す可能性のある人間が作ったものです。だから、いざとなったらもう一回、かつてのように人が売買する、そんなことをバックアップとして残してもいいではありませんか。

3. 高校生、普通のパソコンをスパコン並みに

明るい話題です。
広島国泰寺高校の科学部物理班は、KNOPPIXという種類のLinuxを使って、パソコン64台からなる並列コンピューターを作り上げました。
KNOPPIXというのは、Linuxのパッケージの一つで、CDから起動できるOSです。ドイツで生まれましたが、日本では独立行政法人産業技術総合研究所が配布しています。そのKNOPPIXを少し修正して、プロセッサ間でメッセージを交信しながら並列処理を実現するメッセージパッシング方式のプログラムを導入して、64台による並列実行を実現しました。

http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/

すごいのは、1台のパソコンに入れて立ち上げると、他の63台がリモートで起動して全てのコンピューターをコントロールできること。高校生もやってくれます。おじさんもおちおちしていられません。

4. 「ごろっとやっちろ」、八代市のSNSサイト

熊本県八代市において、SNSサイトを立ち上げました。
http://www.gorotto.com/
これまでいろいろな自治体は、市民から意見を集めるために市のホームページに掲示板を設けたり、市の情報を提供したりしてきた。しかし、掲示板が荒れたりするし、更新されない情報は市民の注意を引かなかった。

主催者の小林さんはどうすればよいかと考えていたところ、誘いを受けてmixiに加入した。そこでびっくりしたのは、自分のプロフィールや日記を公開していたことだった。それは人どおしの繋がりがあったからである。市に集まるのではなくて、人と人がつながって、そのうち一つのコミュニティとして市がつながるというのがやりやすいと感じた。

小林さんは、八代市のSNSを自作することにした。今ではユーザーは1500人以上に増えていて、書き込みなども増えている。これからは自作したSNSを公開して、そして次のバージョンではSNSどおしをつなげることを目指している。

Written by in: 楽天日記 |

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