
1,029 (税込)
新潮社
ISBN: 4-10-464201-0
ユニクロの創業者の柳井さんがユニクロについて書いた本です。
とてもよい本だと思いました。
ユニクロの創業時から、地方での上場、東証二部、東証一部、ユニクロブームの後と会社の創業期、成長期を書いています。
お父さんから紳士服屋を継いで常識を通そうとしたら、古参の社員が辞めていった
そのときに、お父さんから会社の実印を渡されて、がむしゃらにやってきたこと。
服の小売業は労働者に低賃金しか払えないところから、発想を変えてカジュアル服へ切り替えたり、販売方法を革命的に変えてきた。そしてつい最近まで、いつ潰れるか心配しながらやってきたこと。柳井さんの表現で正直に書かれています。
「ユニクロも失敗ばかりだった」という副題にあるように、ユニクロの社長の柳井さんは自分が失敗したことを認めています。成功を収めているのに、とても率直な態度だと思います。
この前、ユニクロの沢田元副社長と玉井元社長が、リヴァンプという会社を始めるというニュースが流れました。沢田副社長は社長になるのを断ったそうですし、玉井元社長は柳井さんにクビにされたそうです。
いろいろあるんですね。でも創業から上場時までの内容は非常に参考になりました。続けて2回読んでいます。