10月
08
2005

一部のソフトウェア業界の未来(昨日の続き)

昨日の「サイラボの準備」の続きです。

このサイラボに出演するにあたって、技術の未来予測をしています。
技術のニュースの断片を1週間、2週間の時間の流れで見ていると、世の中が動いているのを感じることはできます。例えば携帯電話を例にとると、市場は飽和状態にあるので加入者を増やすことは大変で、通信料の合計も増やすことは難しいでしょう。だから、おサイフ携帯やSUICAなどを入れてしまおうという発想が出てきます。その次は、貪欲に個人の秘書になり、本になり、世界に触れるときの入り口かパートナーになっていくと思います。肌身離さずもつべきものになります。最後に腕輪か時計になって、SF的にいえば身体の中に埋め込まれるものとなるかな。

しかし正直言えば、明日にどんなことがおきるかは正確にはわかりません。
また何が発明されるかは予想付くかもしれないけれど、いつ実現されるかわからないというのもあります。
赤道から人工衛星の高さまで届く宇宙エレベーターという発想があって研究が進められているけれど、いつ実現されるかさっぱりわかりません。いや携帯電話で500Kbpsぐらいの動画ストリーミングなんていけそうだけど、いつ携帯のブロードバンド化が実現できるかわかりません。

技術の流れは非常に早く、特にITの技術は小さな発想(発明ほどではない)が毎日のように生まれては消えていきます。すごい新陳代謝が激しいところがあります。例えば、AJAXという技術が最近知られていますが、このAJAXをつかって、いろいろな発想を呼び、いろいろなサービスが生まれようとしています。

最近、「ブル」というアメリカの証券会社を舞台にしたテレビドラマを見ています。この金融業界のドラマはIT業界との共通点があることに気づきました。MBAを出たような若手のエリートビジネスマンが知恵を振り絞って、M&A、先物売買、LBOなどあの手この手でお金儲けを企てます。1日で5億円稼いだりすることがあれば、先物取引で失敗することもあります。投資といってもギャンブルに近いところがあります。しかし、法律や財務の知識をフル動員してリスクを低減していきます。

ビジネスというのはリスクのあるものに対して挑戦して、成功と失敗を繰り返すこと。トータルでプラスへもっていくことができればいいかもしれません。リスクは大いにあるけれども、知識や経験、人脈、チームプレーなどを頼りにリスクをなるべく減らしていく。そして期待値をあげることが成功することだと教えてくれます。投資が1000万円でリターンが300万円のとき、例えば失敗するリスクは20%だったら、

(300万円×0.8-1000万円×0.2 )/1000万円=40万円/1000万円= 0.04

4%の投資効果となります。

これをリスクを10%に減らしたら、

(300万円×0.9-1000万円×0.1 )/1000万円=170万円/1000万円= 0.17

までに高まります。

同じ20%で投資金額を800万円に減らすことができれば、

(300万円×0.8-800万円×0.2 )/800万円=80万円/800万円= 0.10

同じ20%でリターンを400万円に増やすことができれば、

(400万円×0.8-1000万円×0.2 )/1000万円=120万円/1000万円= 0.12

このあたりは、Excelで計算できることですのでわざわざ説明するまでもありません。
しかし、能力と知識などを総動員すれば、パラメータを動かして、投資効率を高めることができるということになります。

飲食業は、投資金額が大きいですがリターンは少ないです。その代わりにリスクは低いかもしれません。一方、ソフトウェア業界は投資金額はさほど大きくなくリターンは多いです。でもリスクは大きいかもしれません。同じ業界でも業務やターゲットを変えれば、その数値は変わります。飲食業でも夜の仕事は、リターンは大きいですがリスクも大きいものとなります。

前述のブルというドラマを見ていて、まさにそのパラメータを変えるために大きな努力をしていました。そして金融業界は売買の時間というものを武器にしています。だんだんとソフトウェア業界なかでもWeb2.0を相手にしている会社は、情報をもとにプログラムを一日に何個も作り直すような、証券業界のように様変わりしていくのではないかという気がしてきました。

…証券業界とソフトウェア業界を結び付けようとして、知恵熱が出てきました。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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