この1週間はホワイトバンドの件で、悶々とした日々を送っています。
テレビCMや新聞広告などで、中田選手らが白いバンドをつけて「アフリカ諸国らの貧困をほっとけない」というのがあります。
中日新聞の9/14の朝刊に、知人の内山隆さんが出てきて、「おぉーがんばっとるなぁ」と思いました。彼が作ったサイトほっとけない 世界の貧しさがあったので、きれいに作ってあって感心していました。おまけにクリッキングフィルムは、前の会社で私が作ったソフト(画面周り)です。おぉ、こんなところにです。本当にデバッグが大変でした。
ところが、最近”教育王さとりん”さんのブログで批判のメッセージを見ました。もっともなことです。また検索してみると、以下のような批判記事もありました。
http://www.wikihouse.com/whiteband/
http://ameblo.jp/worldwalker/entry-10004023890.html
私が退職する前に、会社に彼を紹介しました。
私のつくったソフトがそこに使われているなんて、もう会社を離れて半年になるので、どうでもいいといえばいいことですが。
でも、「ほっとけない」。
本当のところはどうでしょうか?>うっち?
話は変わって、フィリピン出身の妻から話を聞いても、いろいろな情報からたどると、寄付金というのは偽善なものが多いです。寄付したお金がきちんと寄付される人や団体まで届くまでに、いろいろな人や機関が搾取します。本当にお金が有効に使われるためには、直接手渡してください。
実際にエチオピア飢饉のときは、物資を船で運びトラックに同乗した日本人女性がいました。そうでないと、途中で消えます。現地のお偉いさんが受け取って、市場で売ります。公民権運動で好戦的な立場をとった、マルコムXもアフリカ諸国を廻って黒人の指導者が搾取していることに幻滅しました。北朝鮮に囚われた家族会も、「北朝鮮を援助するな」と言っています。援助しても援助しなくても、援助は本当に必要な人には届きません。
また援助される側の価値観は、私たち日本人と違います。
同じ人間だから同じ気持ちだろうというのは間違っています。一度、機会があれば現地の人と話し合ってみてください。
的確に表現した言葉があります。
「衣食足りて礼節を知る」