9月
18
2005

起業の学校 第9回 事業環境

前回の講義で、自分の会社の商品を作りましたので、今日の講義やワークではそれをテストマーケッティングします。

とはいっても、最初に考えた商品はうまくいかなかった。どこにでもありそうなWeb構築で、競合製品との差は使いやすい画面をつくること。そこは自分が学んできた認知科学をフル動員すればいいかなと思っているが、それがうまく説明できないし、値段も高くつけずらい。まだこの段階では収益性や実装性を考える段階ではないが、破綻をきたすのは目に見えていました。

今回考えたのは、携帯電話のスケジュールソフトを提供すること。携帯のソフトもi-modeなどを置き換えるフルブラウザが出てきました。また携帯電話の性能も徐々に上がってきているし、パケットも固定料金が普及してきています。スケジュールソフトも充実してきているとはいえ、それが万民にとってよいものかどうかは、わかりません。

PalmというPDAが廃れてきたのですが、Palmを購入すると最初から標準のスケジュールソフトは入っています。しかし多くの方が、お金を払って別のものを購入していますから、もっと使いやすいものを探しているという需要があると思います。

携帯電話のスケジュールソフトを活用している人は多いと思うのですが、もっと使いやすいもの、多機能なものがあってもいいではないかと思います。そして通信機能があるのですから、Palmのときよりもデータ連携を含めてもっといろいろなことができると思います。

同じことを考える人が必ずいますので、この瞬間にもスケジュールソフトをiアプリで作っている個人や会社の人もいると思います。私自身がPalmから離れつつあり、こういったスケジュールソフトがあるといいなぁと思っています。

そのスケジュールソフトは、私の得意なAIと絡めていますが、内容については今の段階では伏せさせていただきます。ひょっとすると、本当にビジネスにするかもしれませんので。

今日の講義は、商品やサービスを売る前に、いろいろな人からアンケートを抽出するテストマーケッティングというものです。お金をかけて準備万端で、「さあ売るぞ」というときになって売れなくて倒産してはかないません。自分の考えたことがどれだけ市場に受け入れられるか、それをテストマーケッティングという手法でシミュレーションしたほうがリスクを低減できます。

事前にある程度の商品のパンフレットと原稿を用意します。
一人に説明する時間が、プレゼンテーションを3分、アンケートのヒアリングが2分の全部で5分です。パンフレットは手書きのA4の紙1枚で、下手な絵とコピーを書きます。

コピーの方は、文章を5つほど書いてしまったので、もっと短くわかりやすくした方がよかったなと反省です。短すぎると、誤って伝わってしまう可能性も高くなるので、注意です。

一度別の研修でこの経験をさせていただいたし、仕事の関係でプレゼンの経験があります。しゃべりは下手ですが、自分では得意だと思っております。ただ相手にどれだけ伝わっているかは、まだまだでしょう。しゃべっているときに相手の目を見て反応を感じ取ろうとしていますが、まだまだです。相手にあわせて話の内容を変えたり、相手の名前を必ず使うというような、基礎的なプレゼン手法はなんとかできますが。

本当は20人の方に対して、テストマーケッティングをするそうですが、7人を終えてとても疲れてしまいました。頭と口がフル回転。もう何もできないという状態にまでなりました。おまけに今日の授業のために、昨夜は遅くまで起きていましたしね。

テストマーケッティングを終えてから、その分析をします。端折って書くとこんな感じです。おそらくMBAのクラスで行われているのと同様だと思います。

・商品の値段の平均をとります。普通は20の値段から、最高と最低を抜いて、足したものを18で割ります。これはシンクロナイズトスイミングなどの評価のしかたと似ていますね。
・どれだけの方が購入してくれるかを判断します。「必ず買う」という人と「買ってもよい」×0.5 で何人かを計算します。65%ぐらいだったら、まあまあというところでしょうか。
・商品について、競合になるもの、改善点などを、ヒアリングから判断します。
・最後に「私の会社の株を買うか?」といって、そのアンケートの信憑性を判断します。

うれしいことに、予想以上のよい値段がついて、よい評価が多かったです。便利な機能を安く提供すれば、確かに購入してくれる人が多くなります。しかし実現性についてが問題です。時間をかけると他社に先に提供されてしまいますし、本当に実現可能なのかということもあります。

JM-NETという会社が倒産して、やっと刑事事件として告発されたというニュースが載っていました。これは携帯電話にアダプターをつけると、携帯通話が無料になるという商品です。アダプターの使用料金は毎月4500円ですが、どう技術的に考えてもありえないものです。その会社の代理店募集で、多額の金を集めた詐欺でした。

詳細の内容
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8187/

ここまでひどくなくても、世の中にはたくさんこういった話があります。

自分の商品開発も機能として実現しなくては、こういった商売と同じように語られてしまうから、注意をしなくてはいけません。技術者は嘘はつけずきちんと説明しようとしますが、マーケッターの手にかかると勝手に歪曲されてしまいますからね。

Written by in: 楽天日記 |

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