8月
11
2005

ネットチャンネルKYO 8/3 23時分「サイラボ」

1週間遅れで申し訳ありません。
ネットチャンネルKYO 8/3 23時に放送される「サイラボ」の追補です。

1. ヤフー、「Yahoo!メール」に送信ドメイン認証を導入、迷惑メール対策を強化
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20085533,00.htm

スパムメールが増えているだけでなく、フィッシング詐欺も増えてきました。
メールを受け取るのですが、送信者詐称のメールが多いです。銀行のメールアドレスを見て、これは銀行のメールかなと思ってしまうのですが、それが実はフィッシング詐欺の入り口です。メールのURLをクリックすると、詐欺ページが開かれます。そこで銀行の口座番号やパスワードを入れると、それが自動的に盗まれてしまうのです。

その詐欺を引き起こす理由の一つが、メールアドレスを信用してしまうこと。そこで、メールはメールアドレスが正しいところからしかメールを送るようにする。つまり、送信者は間違いなくメールアドレスの人にする。そういう仕組みを考えました。それが「送信ドメイン認証」です。これはメールサーバーすべてにその仕組みがないとうまくいきませんが、送信者個人を特定することが可能になります。

しくみは、昔からのパブリックキーとプライベートキーの署名の方法です。これはサーバーどうしで自動的に機能しますから、一般ユーザーはこれまでのメールソフトを使いつづけることができます。YahooメールをWebで閲覧すると、「送信ドメイン認証」を確認できるそうです。マイクロソフトも対抗馬として、”Sender ID”という方式を考案しています。ただこちらは個人の確認はとれず、メールアドレスのサーバー部分(@の右側)だけを認証するしくみです。

どんどんこういう機能は広がって欲しいものですが、それにともないスパムも減って欲しいです。私はもう一歩踏み込んで、せっかくパブリックキーとプライベートキーを使っているのですから、ついでにメールの暗号化もやって欲しかったなと思います。

2. もうキーボードは叩かない–IBMが新種の入力手法を公開
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20085403,00.htm

PDAでは、PalmのGraffitiという入力方法を気に入っていました。基本的にはアルファベットを一筆書きで入力するのですが、例外的にKなどの入力方法を数十分で覚えれば、すべて入力できるものでした。たいへん気に入っていましたが、それでも入力するのは手間で、日本語の場合はローマ字から変換しなくてはならないので、長文の場合は大変でした。やはり、キーボードに勝る入力方法はありません。

一方で、女子高生がポケベルをすばやく入力するさま、携帯をスパスパと入力するさまは驚きです。パソコンのキーボードの方が勝るでしょうが、それでも入力の早さに驚きです。

日本でも欧米でも(フィリピンでも)、携帯はメールを利用するのが多いようです。ではもっと楽な入力方法はないかと考えたのが、IBMの研究所が考案したShark(Shorthand-Aided Rapid Keyboarding)方式です(番組ではTech-A-Sketchと言ってしまったが間違いです)。普通のキーボードの画面を携帯に表示して、そのキーボードをなぞる方法です。入力するべきところで、折り返して次の文字へたどればいいのです。

これだったら、なぞるだけですので早そうな気がします。日本語だったら、さしずめ50音表にすべきでしょうか。昔に、キーボードを3?5打って漢字1字に割り当てるという、とても早い入力方法がありました。記憶しやすいようにキーと漢字を関連付けているそうです。練習が必要ですが、それを覚えるととても入力がはやくなるということらしいです。ん?でも、それはあまり必要性を感じませんでした。

頭に思いついたことを、自動的に入力される日は何時頃でしょうかね?私の場合は言語というよりも、イメージで思いつきますので、どうやってコミュニケーションを取ればいいのでしょうか?それって、象形文字じゃん!

3. OS/2の歴史に幕–IBM、2005年末で販売打ち切りに
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20085490,00.htm

まだOS/2って終わっていなかったんですね。
OS/2って、知っている人は結構すくないかもしれません。OS/2は、パソコンの初期にMS-DOS(アメリカではPC-DOS)というのがあり、その後継OSとして開発されました。DOSでマルチタスクを実現して、メモリ管理や、安定性に優れていました。その後、GUIを載せることになり、Presentation Manager/2(以下、PM/2)が搭載されて、Windowsのような画面をつくりました。マイクロソフトのMacOSを真似て、Windows 1.0を作ったのが、1985年頃。その後バージョンアップして、Windows2.0をOS/2に載せたのがPM/2でした。

その後、マイクロソフトとIBMは方向性の違いが生まれて仲違いします。OS/2はIBMだけで開発されていくことになりました。OS/2の安定性の高いOSは、マイクロソフトがDECから技術者をヘッドハンティングして、ミニコンPDP-11と同様のOSを作ろうとします。それがWindows NTです。NTは、New Technologyの略です。

マイクロソフトは、Windows 3.0で成功します。たくさんのアプリケーションと日本語版OSが作られました。そしてWindows 3.1で安定性を高め性向を修めました。Windows 3.1までは、IBMとマイクロソフトは契約があり、OS/2のオプションでWindows 3.1のソフトを動かすことができました。メモリーは余分に必要ですが、マニアの間では安定性の高いWindowsという評判で、OS/2を使う人がいました。しかし、1995年、Windows 95が出て、OS/2の敗北は徹底的になります。OS/2にはWindows 95のソフトを動かせる互換機能はありませんでしたから。それから、Windows 98, Windows 98 Second Editionがでて、差が生じます。安定性の面でも、Windows NT 3.51から安定度が増し、サポートも充実しました。Windows NT 4.0ではWindows 95のソフトが動くようになりました。

日を増すごとに、OS/2の敗北は徹底的になりました。いつしかLinuxというOSが耳に聞こえてきたのもこの頃です。それでも、OS/2は銀行・証券会社とIBM社内で使われていました。一部のソフトがOS/2で動いていて、安定性も高かったからです。しかし、パソコンのハードは寿命があります。ハードディスクは数年、その他の部分も10年も経てば故障する可能性が高くなります。ムーアの法則(3年で4倍の性能になる、正しかったかな?)が成り立つこの世界では、古いものは新しいものにすぐ入れ替わります。いまやOS/2で動くハードを探すのも大変な時代になりました。

コンピューターのハードもソフトも生ものです。賞味期限が切れたら捨てなくてはいけない、大変な世界です。

4. RSSって、何?

最近RSSっていう言葉を耳にしませんか?
RSSとは、RDF Site Summary / Rich Site Summary / Really Simple Syndication のいづれかの略語です。元の意味はどれでもいいのですが、RSSという略語が先行してしまいました。RSSはHTMLとある意味似ています。私は元来の目的をもった古いHTMLではないかと思います。

ホームページは、HTMLによってかかれています。そのHTMLをブラウザが解釈して、きれいに表現しているのです。画像を使ってメニューを作ったり、表を使って一覧を表示したり、見た目がとってもきれいになっています。しかし見た目はいいのですが、どんな内容がかかれているかというと、自分で目を追って探さないといけません。どこが表題で、どこが要約で本文かは、一目みてもわかりません。

そこで、RSSは情報を伝える必要最低限の情報をもった形式というところから生まれました。RSSは表題、本文、著者、日付などをあらかじめ形式化した、XML文書なのです。XML自体、情報のやりとりをするための形式です。商取引やサーバーどうしのやりとりなどでは、情報の形がきまっていないとやりとりができません。

このように形式を整えたものが流行してきて、配信するためのソフト、閲覧するためのブラウザがいろいろ用意されてきました。本来のニュースや情報得るためでよければ、RSSが一番好都合です。一方でGMOらはRSSに広告などを載せたいとか考えて拡張仕様を提案しています。本末転倒な話ですが、それならブラウザで表示させなければいいのですから。

今後RSSが普及して、ニュースや情報の配信がもっと充実されていくのを望みます。

Written by in: 楽天日記 | タグ:

コメントはまだありません »


コメント&トラックバック




トラックバック URL

コメントのRSS feed