7月
12
2005

数学と言葉

野口悠紀雄氏の、「IT時代の社会のスピード」という本を読んでいたら、いろい
ろ触発されて、ブログのネタが10コぐらい出てきました。

でもブログのネタは、自分の経験と結びついて化学反応を起こさないと、生きた
ブログにならないと思います。伝聞知識をそのまま書いても、おもしろくともな
んともない。元のニュースや情報を見たほうが良いです。

というわけで、自分が大学時代まで専攻していた数学と言葉について思っていた
ことがあったので、数学を苦手とする人にちょっと話したいと思います。

数学はある意味パズルです。頭の体操です。

大学に入るまでは、数学はパズルだと思っていて、パズルを解くことをこよなく
愛してきました。パズルを作るのも好きだったので、数学者はパズルをつくるこ
とが仕事だと思っていました。でも、コンピューターの方がパズルをつくるだけ
でなく、解いてくれるということを発見しました。興味がそっちへ行ってしまい
ましたので、今度は数学科を卒業するのが難儀でした。興味をもてなくなったこ
とほど学びつづけるのはつらいです。

でも高校時代はちょっと変な奴で世の中に背を向けていて厭世観に囚われていた
ので、大学は医学部を目指して人知れず医者になってひっそり暮らしたいと思っ
ていたんですよ。どこで道を間違えたか...

話は戻ります。
数学を苦手な人は、「数学は定義、定理の集まりで証明をしたり計算したり、何
をぐちゃぐちゃやっているんだろうか?」と思っている人が多いと聞きます。

私はその意味が実はよくわかりませんでした。

定義や定理を遊んでもおもしろくないですよ。
あれは、ある意味足跡みたいなものです。

右脳をつかって頭の中でいろいろな絵を描いたり消したり、線を結んだり、ボー
ルが弾んだり、飛行機が飛んだり、いろいろなことを空想して、「なるほど!理
にかなっている!」と納得できると、証明ができたり、答えがでるものなので
す。その過程が重要なのです。

でも、答えを出したとき証明ができたとき、それを自分の世界から他の人に伝え
るためには言葉が必要です。その言葉が、数学の本に書いてあることなんです。

数学の難しい記号の寄せ集めから、頭の中に絵を描いて、その中で線を引いたり
粘土のようにこねたり、ほんといろいろなことをやるんです。

でも修行が足らないと捏ね方が一通りなんです。いろいろな捏ね方を学ぶため
に、数学をいろいろ勉強するんです。

そんなわけで言葉って、お互いに定義する部分を伝えればいいと思っていたの
で、言葉の表現力ってそんなに伸びませんでした。句読点の場所や、言葉の違い
で、読む人にそんなに伝わり方が変わるとはあまり思っていませんでした。論理
的に間違っていなければいいだろうという気持ちでおりました。

でも文章で伝えたいという気持ちが湧き始めてからは、一度書いてもうまく伝わ
るかどうか心配しながら書いています。一度書いても、必ず一度は読み直してい
ます。

ことばは大切ですね。でも読む人の背景や感情で間違って解釈されてしまうこと
もあります。それはどうしようもないところがありますから、ときどきくどく何
度も繰り返して書いたり、やわらかく表現を変えたりして精一杯の努力をするこ
とがあります。

自己反省なのですが、僕が小さい頃に数学ができたことがかえって良くなかった
と思います。息子にADHDの症状をみると、自分も軽度のADHDだったと思うことが
あります。そのせいか、人間関係を苦手とするところを今でも引きずっていま
す。歳のせいか、いまでは誰とでも気軽に話せるようになりましたが。

小学校のときから4月に教科書を貰うと、パズルを解きたくて数学の本をどんど
ん自分一人で読みはじめました。7月頃には教科書を読み通して、教科書に書い
てある問題をほとんどすべて解いて、直接答えを本に書いておりました。数学を
得意になるためは、ノートをとらないこと。先生の話に集中することと思いまし
た。妹に指導すると、成績が上がりました。ある意味正しいかもしれません。先
生の話を聞かなくても、数学(算数)がわかったものですから得意満面。ほとん
どの時間は文庫本を読んでいました。先生の話を無視してもテストをすると100
点かミスを1つするだけなので、先生から見ると嫌な生徒だったと思います。

あ?、俺は数学の天才だぁと天狗になっていたのですが、世の中広いです。井の
中の蛙だったんですね。大学の数学科へ行けばそんな人ごろごろいますし、世界
中を数えればもっとすごい人が大勢います。100人に一人でも、同じ学年の生徒
は日本国内に200万人以上はいます。2万人もいるんだなぁと思うと、たいしたこ
とないやと大学のときに気付きました(ちょっと遅すぎました)。

問題だったのは勉強のしかたでつまづいてしまったのです。数学ができたばっか
りに、すべて数学を中心に考えていたのです。数学のやり方ですべてやっていま
した。

数学に引きずられて物理や化学までは同じ勉強のしかたでいいのですが、国語、
英語、社会はどうも違うようです。暗記主体の方が良いことはずいぶん後になっ
て気付きました。数学に関して言えば、東大や京大に入学する人にひけはとらな
いと思っていましたが、他がガタガタ。そちらの大学に受かりそうもありませ
ん。他の教科の勉強のしかたや姿勢に問題があるので、その差なんでしょうね。

これを読む人は小学校や中学校の若い人はいないと思うけれど、天狗になったら
注意です。その瞬間すべてストップします。まだ学ぶことは多いです。それでも
トップに立ったと思ったら、鎌で道を広げてあげてください。数学で言えばいろ
いろ違う証明をしたり、わからない人に教えてあげてください。それが、多面的
な理解や新しい発見につながります。

そんな私でももっと英語を勉強していればその後の展開は変わったと思います。
しかし今さら後悔しても始まらないので、これから英語勉強しようかなと安い英
語教室を見つけました。

オンライン英会話イングリッシュチャンネル
http://english-ch.com/
入会金1万円、月謝4000円。
インターネットでフィリピンの先生から英語を学びます。フィリピンの人件費が
安いのとIT技術で実現できたことですね。でもフィリピン人女性講師だから、奥
さんに怒られそう(紹介料はもらっていません)。奥さんから学べばいい!?そ
うだった、奥さんと英語で会話していたのを忘れてしまいました。

また書いているうちに主旨が変わった(^^;

Written by in: 楽天日記 | タグ:

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