
国家というと大きいが、市町村や自分の周りにいる人たちに奉仕することではな
いだろうか。
1. 「商売をするには社会の安定が不可欠だ。安定が得られてこそ、繁栄が得ら
れるのである。慈善事業を行う目的は、社会の安定の維持にある。」
胡雪岩は、役人を通じてたくさんのお金を寄付したり、杭州にたくさん慈善事業
をしました。当時、国は内乱があったり社会整備が不十分なので、国の安定と人
々の暮らしやすさに貢献する。それがひいては、信頼と評判を引き寄せる。
ある多国籍企業の総裁は言った。
「企業には広告部がなくてもよいが、慈善事業をなくしてはならない。広告を見
ると人々は企業が金儲けしようとしていると考えるが、慈善事業は企業に対する
人々の警戒心を解くことができるからだ。」
企業活動は、商品やサービスを提供して利益を得ている。社会からお金を得てい
るといえる。利益は会社の資金として再活用してもかまわないが、社会に還元す
ることも大切だと思う。
最近、本を読んだり、いろいろな本を読んで思う。
自分がどうやって生きていくかということよりも、自分が世間にどうやって生か
されるべきかを考えないといけないのでは思う。
社会に貢献すれば、人は自分の存在を認めてくれる。社会に必要不可欠であれ
ば、助けてくれる。不必要であれば抹殺される。
独立後は、いかに稼ぐかということを考えていた。
しかし逆に考えてみて、なんでも一所懸命にやっていろいろな人に貢献する。そ
の後、本当に人に喜んでもらえれば、報酬をいただけるのではないか。
金持ち父さんはこういう。
会社員として一所懸命にやって喜んでもらえるのは、上司か社長。つまり一人か
二人にすぎない。しかし、独立してたくさんの人に喜んでもらえれば、それだけ
たくさんの報酬を得ることができる。会社員として1人の人からいくばくかをも
らうよりは、100人の人から1/100ずつもらう方がたやすいのではないかと。
そして、本当に自分の存在価値があれば、自分がお金も何もなくなったときで
も、誰か助けてくれるのではないかと。
そのあたりのことは自分で実感してはいないのでよくわからない。
しかし、お金がなく仕事がない状態で、いろいろな人にお会いすることができ、
会社の看板なしでお会いすることができるのは本当にうれしい。