5月
20
2005

勇謀(ゆうぼう)

勇謀(ゆうぼう)、決断をして戦略戦術をはかり、挑戦する。

1. 「商人として成功するためには、並外れた度胸と気迫がなければならない。
他人が思いつかないこと、また、考え付いても勇気がなくてできないことを、や
れなくてはならない。特に、人が気付かないことに気付き、誰の目にも明らかな
危険のなかで、誰も気付かない『見返り』を見ぬくこと、そして目標を定めた
ら、他の人が冒そうとしない危険をも冒す勇気が必要である。もちろん、勇気は
決断のための唯一の要素ではない。勇気には、状況を徹底的に理解し、正確に推
論する能力がともなかなければならないのである。」

お金を得ようと思えば、リスクをとるしかない。ローリスク・ローリターンかハ
イリスク・ハイリターンのどちらをとるかというのは、よく聞く話である。
何かしようとすれば、お金はかかる、人手はかかる、時間はかかる、いずれにし
ろ何がしかの資源は必要とする。それはビジネスをするにしろ、会社で雇われる
にしろ、どんな場合でも同じである。

ローリスクは誰もがやろうとするから、競争が激しい。ローリスクどころか、競
争するのでハイリスクかもしれない。しかし、ハイリスクなものは、一般的には
ハイリスクと知られていても、自分の慧眼からみて本当はローリスクかもしれな
い。あるいは工夫と努力でローリスクにできるかもしれない。

2. 「借鶏生蛋」と「移花接木」

「借鶏生蛋」、他人の鶏を借りて卵を産ませる。
「移花接木」、花木を接木する。人知れず巧妙な手段で自分のものにする。

自分は資金をもたなくても、他人のお金を使ってレバリッジを効かせて、お金を
稼ぐ。胡雪岩は、国が短期にお金を借りるところを、仲介に入って長期の借りと
して、その間に国のお金を使って金貸し事業を運営した。

また別の生糸事業でその金を使って利益を出す。そして利益を得てからを金を戻
す。お金がないところから、他人のお金を使って、事業を大きくしていったので
ある。

またルドウィグという海運王は、最初はお金がなかったところから海運事業を始
めた。まず、船がないのに石油会社に石油運搬の契約をとりつけ、その契約書を
元に銀行から金を借りて、中古の貨物船を買ってタンカーに改造した。

彼個人には信用はないが、石油会社の契約を担保に信用を得て、お金を借りたの
である。そしてタンカーの運用から、銀行への借金を返していって、最後にはタ
ンカーを自分のものとした。

それだけではなく、「償還延期貸出」というのも考案した。まず船を設計して作
り始める。船を完成するのに長期間かかるので、作り始めたときに銀行からお金
を借りて、残りの工程を完成させる。船を作っている間は、返済を待ってもらう
のである。こうして、次々と船を作って、そして最後には借金を返済して、船を
自分の所有としていった。

造船所も同様な方法をとり、事業を大きくしていった。
そしてアメリカでは造船業が、賃金と物価、税金が高くなると予測すると、素早
く撤退して、戦後の日本で始めたのである。戦後の日本は何もない状態で、海軍
は船を作ってはいけない状態だったので、アメリカ政府・日本政府とも歓迎ムー
ドで彼を迎えた。日本人の技術、低賃金、税金の優遇制度、すべて彼には好転した。

これらは、「金持ち父さん貧乏父さん」でも触れられている。自己資金でできる
ことには限りがある。いかにレベリッジ(てこ)を効かせて、大きなものを動か
すかが大切であると。大きなものを動かそうとすれば、リスクは比例して大きく
なる。しかし、我々に備わっている知恵を使ってやれば、成功するかもしれな
い。そして大きな成功を掴むかもしれない。

もちろん大失敗するかもしれないが。大失敗してもいいじゃないかって思えば、
いいんじゃない。どうせ一回きりの人生だしね。

Written by in: 楽天日記 |

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