4月
24
2005

労働者のJITと大手流通業の囲い込み

午前中は子どもの授業参観へ行く。
ブラブラしているので、小4の娘と小1の息子がちゃんと授業を受けているか、
気になる。

娘はまじめなので安心、ちょっとまじめすぎて不真面目なところを許さない完璧
主義なのが逆に不安。

息子は授業中でもブラブラ歩いている。ADHDかなと一時危惧したが、そうではな
いらしい。単におもしろくないとすぐにおもしろいことを探すようだ。でも社会
生活には、人の話を聞くことも大事だよ。「授業中はきちんと先生の話を聞きな
さい。人が話しているときは目を見て聞きなさい。約束守らないと、幼稚園へ逆
戻りだよ。」と今晩諭した。
(実は私の子どもも落ち着きがないといわれていたので、親子2代の遺伝かもし
れん。先生が気の毒なので、優しく話して聞かせた。)

午後は、いつもブログを見ていただいているEさんと会う。
(いつもお世話になります。_(._.)_ )
Eさんとお話して、いろいろブレーンストーミングできた。楽しかったです。
忘れないうちにここに書いておきます。たくさんあったと思うけど、記憶に残っ
ていることを2つ。著作権は気にしないよね。

1. 労働者のJIT(ジャストインタイム)

トヨタ自動車の話になったとき、JITを実現できている数少ない製造業だよねと
確認。JITは生産に必要なときに、必要な部品を供給するシステム。

普通の工場は、製品をつくるときに、部品の在庫をもつ。在庫をある程度もって
おかないと、部品が一つでも在庫切れしたら、製品がつくれなくなる。そのため
の、余裕を持たせるのだ。

それは部品はロット(まとめて)で注文した方が安くつくという理由もあるし、
工場は部品を単品で買うよりも、ロットで買うほうが通例である。それは輸送料
やロットの方が単価が安くなるからでもある。

流通業の場合も、メーカー→問屋→小売というのが昔の常識であった。問屋も数万
個を扱う大問屋、数千個を扱う中問屋、数百個を扱う小問屋というように、真中
にいくつも問屋を挟むこともあった。ところがコンビニは、単品管理にちかい。
コンビニは売れて不足したものや、売上予測を立てて、1日の必要量だけを問屋
(フランチャイズ会社)へ注文する。ただ、複数の種類を同時に注文するので、
全体の量は多くなる。もちろん注文種類が多いので面倒な処理が発生するが、コ
ンピュータ技術のおかげで自動化されるようになった。

話は戻って、トヨタは部品を購買、製品の組み立てを、JITで運用している。工
場労働者も、繁忙期に働く季節工を含めてJITに近い運用をしていると思う。こ
れは、前述の社員をLabor, Work, Playという3種類に分けると、Laborという雇
用である。悪く言えば、会社にとってロボットや機械と変わらない。

指示したとおりに、きちんと生産性があがる働きをしてもらえばよい。

当然、生産調整のおりには、季節工を採用しない。残業を増やしたり、減らした
りする。

Workというのは、会社の部長以下をいう。取締役会から執行役員のレベルは、会
社の経営方針を決める人、今後の会社の命運を左右する人、この人たちはPlay。
Workは、Playの指示に従って会社の運営をする。

LaborはJIT対応になるが、Workもそれに近い。リストラの対象にもなるから、
JITで運営される。PlayはJITになりうるかといえば、ならない。しかし、もっと
厳しいレベルにある。毎年の目標に到達できなければクビ、しかし売上、利益に
貢献できれば多くの報酬を得るという、ハイリスク・ハイリターンの存在。一番
客観的に能力が問われるポジションだ。

日本的雇用形態が崩壊しつつある中、終身雇用だけはなんとか続いている。
それは雇用を守るという社会主義的な美しさはあるが、Labor, Workという段階
でとどめておく終身雇用が果たしてよいのか、もっと新陳代謝をした方がよいの
か、まだわからない。

必要なときに必要な人材を集める、JIT経営というのもあるかもしれないね。

2. インターネットビジネスとしては、Yahooや楽天の勝ちが固まりつつある。大
手の電化製品の流通業は、ヤマダ電機やヨドバシカメラ、ビックカメラなどが勝
ち組みに。しかし本当にこうしたことが収束するのであろうか?囲い込みで終
わってしまうのだろうか?

検索エンジンのGoogle, Yahooなどがあるが、キーワードを元に即座に結果が
返ってくる。最近ではイメージ検索、ニュース検索、動画検索、地図検索など、
さまざまな種類の検索が可能になった。

検索のキーワードのこつを覚えると、さまざまなものが見つかる。例えば仕事を
検索する場合、「仕事 年収 1000万」をキーワードにする。「年収」の代わり
に「報酬」、「年収 1000万」の代わりに「月収 80万以上」なんて、いろいろ
キーワードを変えていくと、いくつか自分の探しているページと情報を見つける
ことができる。

そのときに探している対象は、日本語なので日本国中の会社の人員募集データを
検索することになる。いまのところ、検索したアウトプットは、きちんと出てく
るのもあれば、見当違いのものもあるだろう。

しかし、検索のキーワードを訓練したり、同義語による検索ができれば、精度が
あがる。今後、人員募集データを形式を定型化したり、XMLのように検索エンジ
ンにとって読みやすいものにすれば、精度がさらにあがる。

すると、楽天のように商品を集めて販売する必要性はどこにあるのだろうか?
見やすさ、検索しやすさ、一貫性があるなどいろいろあるだろう。そういったも
のも、それぞれの販売店が同じ形式で販売すればよい。デパートでまとめていろ
いろ買えてポイント割引があるというメリットはあるかもしれないが、商品が絞
れているデメリットもある。商店街のそれぞれの小さなお店をのぞくというよう
な選択肢も残されていた方がよい。

インターネットというのは、そもそも1ヶ所集中ではない。1ヶ所集中ならば、
パソコン通信の時代に、PC-VANやNifty-Serveの大規模サイトで顧客の囲い込み
が行われていたはずである。もっといろいろ世界中の商店から商品を選ぶことが
あっても良いはずである。

またMy Yahooのようなポータルサイトをみると、あらかじめ自分の興味がある
ニュースなどをきれいにまとめて見せてくれる。しかし、一つのページの中に
Yahooga提供するニュースだけをみてもいいのだろうか?Yahooのニュースもあれ
ば、kakaku.comも2chもうまく融合させるポータルサイトがあってもいいのでは。

ある商品について、ニュース報道もあれば、消費者の賛否のコメント、さまざま
な商店での値段、責任が伴わない有象無象のタレコミなど、いろいろな角度から
の話があって、ユーザーがそれを多角的に判断できれば、受取側の自由だと思
う。1極集中のサイトは便利かもしれないが、それはユーザーが判断する材料が
まだないだけかもしれない。

(Eさんとのブレインストーミングに、ついつい追加してしまいました。主旨は
かわっていないよね。)

たぶん数日後には話したことで具体的なことは忘れちゃっているから、ここでし
るす。

Written by in: 楽天日記 |

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