1月
31
2005

トヨタテクノミュージアムは勉強になりました

家庭サービスで、名古屋の栄生にあるトヨタテクノミュージアムへ行ってきました。産業技術記念館というのが正式名みたいだけど、名古屋で育って40年近くなりますが初めていきました。

トヨタの工場見学やクラシックカーがたくさんあるトヨタ博物館へこれまで行ったことがありましたが、ここは初めてでした。

今月12日に改装が終わったみたいで、とてもきれいなところでした。入場料500円で駐車場も無料です。名古屋の都心に近いところなので、駐車場が無料というのは助かります。愛・地球博のチケットを持っていると2割引だということは後で知りました。もう前売り券を持っていたので200円ぐらい安くなったのですが、残念。

実は子どものために行ったのですが、自分自身がはまりました。

博物館の展示物は、トヨタ自動車が豊田佐吉の自働織機の発明から自動車産業へ歩みだしたことを説明しています。過去の手作業で木綿から生地をつくっていたものを、どのような発明をもとに機械で自働でつくるようになったかを、段階的に丁寧に説明しています。

私の頭の中では、コンピューター産業の歴史と一つずつ比較して、今後どのようになるのかをシミュレートしながら一つずつ見ていました。

展示物については次のように見せています。

A. 木綿から糸をどうやってつくるのかを、過去から現代まで発明の変遷をしています。

 木綿から生地をつくるのは、数千年前に発明されたといわれています。しかし産業革命が起きる頃までの数千年は、ほとんど方法は変わっていません。水力や蒸気機関というのが考え出される少し前に、「少しだけ楽をしよう」という発想で小さな発明が生まれているというのがわかります。

木綿から糸を作る行程は、以下の4つです。
1. 綿花から木綿を収穫して、種をとります。
2. 綿を櫛でほぐして、繊維の一方向にします。
3. 綿をよじって、糸を作っていきます(ただし一度にできる長さは数十センチほど)。
4. よじった糸を巻き取っていきます。

このうち3と4の工程が、綿から糸を糸車で作るところです。よく映像で見かけるところです。

実は今でも、1?4の工程は原則として変わっていません。機械が入って手作業でやることはほとんどなくなりましたが、機械が1?4を効率良く正確に仕事をしているだけなのです。

B. 糸から生地をつくります。

パタンパタンと時代劇に女の人が機織りで、布をつくりますが、こちらも現代のものも動作原理が同じです。布は縦糸の間に横糸を織り込むというところからつくります。横糸を入れるところも、パタンパタンの機織りでは手で右から左へ、左から右へと糸を送るのです。それが、佐吉さんが発明した自働織機もミシンのボビンようなものに横糸が巻かれており、機械でそれを右から左へ、左から右へ、投げるのです。ボビンに糸がなくなると、次のデす。

一介のプログラマーがそんなことを言っても、どうしようもないでしょうが。一つ一つ会社組織を積み上げていったことの成果だと思います。ベンチャー会社の取締役を辞めて、会社というものを考えたときに、つくづくそう思います。運もあったと思いますが、経営者も従業員もまじめに組織を大きくしてきたんだなと。

これからは、会社が大きいほどよいという時代ではないと思います。何か大きいことをするときは細胞が集まって巨大な多細胞生物になることもありますが、環境にそぐわないときはエネルギー消費を抑えるために細胞が分割して単細胞生物になるような、変幻自在で環境にあうような組織と人材、そんな会社組織が生き残っていくのではないでしょうか。

とはいえ、自働織機の発明の歴史は、自分がとりかかろうとしているコンピュータービジネスの内部変遷に参考になりました。

トヨタテクノミュージアムのHP
http://www.tcmit.org/

Written by in: 楽天日記 |

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