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2012 年 9 月 のアーカイブ

俳優にスカウトされた!

2012 年 9 月 11 日 コメント 4 件

9月に入ってもまだ暑い昼下がり。
会社に遅刻して表参道を急いで歩いていた。平日というのに人通りは多い。

表参道の坂を登っていくと、ちょうど表参道ヒルズの前で、声をかけられた。

私が立ち止まると、さっと私の左前に立つ。そして、名刺をこちらに見せて話かける。

「すみません。こういうものですが、土日だけでいいのですが、俳優になりませんか?」

頭の中でスパークした。何が何だか分からない。
キャッチセールスやティッシュ配りはある、渋谷の前で声をかける若いお兄さんはいる。

この、この、この、おっさんが。。。。自分の若い時の顔を思い浮かべ、そして今の鏡に映った姿を想像する。

なんと返せばいいか。

キャッチセールスの類か、詐欺か、、、ここまで変化球を入れられると頭の中で処理ができない。

それまで歩きながら考えていたことは、いま開発中のプログラムの落とし所と、将来作るべきプログラムの構想を考えながらいた。ときどき、本を読みながらこの界隈を歩くこともある。

つまり表参道という、ルイヴィトンなどブランドのお店や若者向けのブティックが並ぶ日本一のファッション街でありながら、数学の式を解くようにプログラムのことを考えている。

およそファッションとは遠い世界の私が、「俳優になりませんか?」と声をかけられた。

自分にないものに挑戦してもいい。チャンスがあれば何でもやってみようという方向にかけてもいい。

騙されているのならば、もうちょっと騙されてみてもいい。

だけど、土日は名古屋に帰りたい。土日は静かに自分の時を過ごしたい。。。。。

次に出た言葉は、

「すみません。あまり興味がないもので。。。。。。」

話は終わった。

娘が小さいときに、子役にするほどかわいいと思った。
実際に知らない女子高生に呼び止められて「お子さんとてもかわいいですね」と言われたことがある。

妻も女子大生のときに、ミスxxに選ばれたことがあるそうな。

だけど、、、、、私が、、、、
親を恨むわけではないが、とてもじゃないがイケメンではないよ。
それに俳優的なトレーニングは何もしていないし、滑舌も悪い。

まあ、娘や妻はスカウトされていないが、私はスカウトされたのだと娘・妻に自慢しよう。
そして、冥途のみやげ話にしておこう。

だけど、本当に本当にスカウトだったのかな?ちょっとだけ惜しい気がする。
でも、私がやらなくていけないのは、プログラム、プログラム。
子どもが大学行くまで働け、働け。
と言い聞かして、先へ進もう。

9月だというのに、30度を越す日差しが強い昼だった。

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【本】インドへ馬鹿がやって来た・またまたインドへ馬鹿がやって来た

2012 年 9 月 10 日 コメントはありません

この2冊の本は、山松ゆうきちさんという漫画家が、インドへ行って漫画の本を売るという話と、再度挑戦するという話である。
東アジアや東南アジアは日本の漫画は流行っているようだけれど、南アジアでは伝わっていないようである。
山松さんは、漫画はインドでは未開拓だから売れるという確信を持って、売りに行く。

ところが、そんなに簡単にはいかない。

彼は海外旅行は初めてである。
インドのこともよく知らない。
英語もヒンディー語もできない、日本語だけである。
インドの知人もいない。

それで、現地でまず翻訳者を探す。
印刷所を探す。
売る場所を探す。
資金も旅行前に半分使ってしまうぐらい、いけばどうにかなるという。

ビジネス的には、こんなのはどだい無理な話である。
だけど常識外れで、いろいろ試しながら失敗していくところが、他人のことなので面白い。

彼の天真爛漫な、いや無茶で憎めない人柄のせいか、貧民街にどんどんと入っていっても、不思議と危ない目に合わない。

いやあ、あっという間に面白おかしく読み終えてしまった。

ストーリーは漫画で描かれているのでどんどん読めるし、インドの状況を思い浮かべることもできる。
漫画の間に解説文があって、著者や関係者へのインタビューなども書かれていて、この話の信憑性やインドの実情も書かれている。

インドで漫画を売るというのがこの本の主文だが、この本の面白さというのが漫画で成り立っているというのも面白い。

私も20年以上インドへ行っていなくて、ずっとインドは憧れの地だったのだが、この本を読んで考えなおしてしまった。
インドって、物価がすごく上がっているんですね。

それに、中国と同じようにITの分野で発展しつつ有るといっても、インドの問題というのも色いろあるんですね。

宗教的なこと、宗教の絡んだ人種差別、役所主義の閉塞性、文化が古くて安定しているということは簡単にはアクセルを入れるということは難しいのですね。例え一部が進んだとしても。

インドのカレーは美味しいと思ったけれど、辛いだけが味で素材の美味しさをそこなっている料理が多いのですか。
私はインドでいろいろなカレーを食べて美味しいと思ったのですが、野菜や肉の味を引き立てているのはたしかに少い気がしました。

彼のような人に会ったことが何度かあります。特に予定も立てずにぶらっと海外に出てきて、英語も何もできず日本語で話してなんでもやりこなしているんでね。不思議な人です。山松さんも60歳頃になって、海外に出て新しいビジネスを手がけるという気力はすごいと思いました。
まだまだですね。

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[本]冒険投資家 ジム・ロジャーズ世界大発見

2012 年 9 月 8 日 コメントはありません

旅行中に、この本を読んでいた。
国内を旅行しているのに、3年もの間世界を車で回っているロジャーズと心がリンクして自分まで世界を回っているような錯覚になった。

ジム・ロジャーズという人はジョージ・ソロス氏とクォンタム・ファンドの共同創業者であった著名な投資家である。
1973年から10年間で、ファンドの価値を33倍にした。

彼が他の投資家と違うのは、ギネスブックに乗るような冒険家(放浪者)でもあった。80年台に中国で5回バイクで旅をして、バイクで世界一周をして、車で3年もの間世界二週ぐらいしている人である。

・3年もの間、飽きもせず好き嫌いなく挑戦している
・計画をきちんと立てており、無理はしない
・命の危険を感じつつも、冒険する刺激を大切にしている
・投資で遊んで暮らせるだけのお金を稼いでいて、人生を有意義に過ごそうと考えている
・旅で終わるだけではもったいないので、自分の目で見て聞いて、投資のネタをつかもうとしている

この本を読んでいて感じたのは、本当に旅が好きな人なんだな。旅こそ、彼の人生の一部なんだなという点。

私は半年旅をしていて、飽きてしまった。旅が生活の一部になって、新鮮味が薄れた。
エジプトではピラミッドを見ても感動しなくなり、ピラミッドの中に入る興味が失せて、シワのオアシスという普通の人が行かないところへ行って興味をつなげた。あとは、先進国を見てもさらに興味がなくなり2年の予定を止めて1年にして日本に帰ることにした。

その延長線でアフリカや南米へ行ってもつまらなかっただろう。ただ世界地図を塗ることだけだったんだと思う。

彼の場合は、旅をしながら投資先を見つけるという目的があった。
私も株で儲けたお金を持って旅行していたので、ロジャーズと比べるに値しないがそんな気が少しあった。
現地で安く買った服や小物などを日本に送ったりした(受け取った母はゴミみたいなものと言って、次から次へと捨てたのだが)。
ネパールでは石を買っているという人や、カトマンズで醤油を作っているという日本人にも会った気がする。

5年間旅を続けていて、お金がなくなるとヨーロッパやアメリカの日本食レストランで稼ぐという人もいた。
インドでパスポートを捨てて、サドゥになっているという人や麻薬で廃人になっているような人もいた。
タイでは売春婦にはまって、最後には売春婦に生活の面倒を見てもらっているという人もいたそうな。
中国では、日本の商社の要望でマッタケを探しているという人もいた。
ミャンマーが軍事政権で陸路が閉ざされているのに、中国から入っていくという人(フランス人?)もいた。
イスラムの国を女性姉妹でヒッチハイクしている人もいた(ドイツ人だったけ?)。

いろいろな人に会って話を聞いて、日本がバブルのときで起きているのと全く異なる世界がそこにあった。
また生きる基準も目的も、お金儲けというのではなく、人生の何かにこだわって自分の世界で生きていると感じた。

そのときは、物価の安いインドと中国、東南アジアでは1年で60万円ぐらいで生きていけるので、半年日本で稼げば残りの半年はずっと楽に旅ができると思ったものだ。今はインドも中国も物価が高くなったので、別の方法を考えなくては行けないと思うが。

投資に関して、彼はこう言っている。
「戦争か内乱でひどいことになった。それが一息ついたときが投資の機会である。ただ賄賂が横行し、統治者や役人が国の発展を奪うようなことをしていたら投資を引き上げる。国の状態は逐一変わるので、その変化を自分の目で判断する必要がある。」

企業や国は栄枯盛衰なので、いいときもあれば悪い時もある。悪い時もいい時になることがある。
ただ税金や投資を栄養としてぶくぶく太っている、国際機関の職員や先進国の役人、NGO職員、腐った国の統治者や役人などは批判していた。
国際機関の職人や役人は、競争が厳しくて民間では生きられないにもかかわらず、発展途上国へ行ってエアコンの入った部屋で王様のような生活をしている。ただの税金や寄付金を食い荒らしているに過ぎない。

(私も電波少年でニューヨークの国連を取材している場面をみたときそう

ジム・ロジャーズは、自分の世界に生きている人であるなと思った。

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